忍たま☆病弱だけど優秀な五年生 第三章:試される絆

小さな勇者たち ページ18

庄左エ門「実は…乱太郎たちから先輩たちと仲直りで来たって嬉しそうに話していたので‥‥」
彦四郎「それで、僕たちも先輩たちと仲直りしたくて…でもやっぱり先輩の姿を見るとどうしても身体が震えちゃって…」

まぁ、そうだよなぁ〜
いくら五年生達が先に戻ったといっても‥‥三郎は五年の中で最後だったし
勘右衛門は初めのうちに戻っていたけど天女側についてもらっていたからその真相を知らないんだ

でもこれは僕の力がなくても大丈夫そうだとほほ笑んだ
一年生ながらにも前に進もうという勇気があるものたちはたくさんいるんだ
だから六年の先輩方も気を追わずに積極的に心の底から語り掛ければ下級生たちの子たちも答えてくれますよ‥‥

「‥‥」

この心の中の思いが誰かに届くことはないけれどね…

僕は学級委員長委員会が行われる部屋に向かった。
その時誰かが天井から覗いていることに僕は気づかなかった

学級委員長が行われる部屋では既に一年生たちが二人待っている間に勉強をしていたようだ
庄左エ門「あ、A先輩！」
彦四郎「来てくれてうれしいです！」

庄左エ門はいつものようにしているが、彦四郎君はどうやら笑顔が硬い‥‥どうやら緊張しているようだ

「彦四郎君‥‥緊張している？」

彦四郎「‥‥はぃ、何だか実習訓練をすると気みたいに緊張しちゃって‥‥」

「彦四郎君はさ、三郎や、勘右衛門のことどう思ってるの？」

彦四郎「‥‥天女が学園に来てから一か月僕たちのことを見向きもしてくれませんでした
どんなに必死に声をかけても、天女の言葉に素直に従い僕たちに手をあげてきたとき僕はショックでした…」

彦四郎は脳内にその時のイメージが浮かび上がる

それは天女が来てから一週間弱が過ぎたころ五年生の先輩たちはA先輩を覗いて全て妖術に掛かってしまったのだ
学級委員会は学園長の思い付きがない限り特にやることは少ないが
それでも会議や委員会活動の時は僕たち一年生二人だけいてもまるで意味がないんだ

三郎先輩は、悪戯付きで軽く問題児だけど←
それでも五年という月日を無駄に過ごしてきたわけではなく腕は確かです
勉強も教えてくれるしいざっていう時は頼りになる先輩‥‥

でも僕が鉢屋先輩に声をかけた時は…天女様と五年生達がいて‥‥

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