__鶴姫__2【ツルネ】

85射＊桐先と再会 ページ39

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千「あれあれ〜？予選ギリギリ通過の風舞じゃん〜？」

万「なになに〜？神頼み〜？」



千「って、あれ〜！女子個人優勝者 鶴姫様じゃないですか〜？」

万「巫女服着てる〜」





貴「……」





挑発的に言う双子にAはあまり表情を変えなかった。変えないというか、「修羅場になるな…」と困り顔になる。

だいたい予想はつく。



チラシりと愁を見ると、やっぱりAのことを見ていた。







本村「二人とも、口を慎んで」


千「やぁだな部長、ただの挨拶じゃないですか」

万「そうそう。こういう奇跡の出会いってなんつうんですかねぇ？ここであったか百年目？」


湯島「それは仇討ち」


万「間違えたww仇討ちって恨みがあってのことだもんねぇww」

千「俺たちないもん、ぜーんぜんないっ。つか眼中にない」





海「っ…神頼みっていうならそっちだって同じだろっ」




千「別にぃ？」

万「風舞はさぁ？お札なんかあっても意味ないんじゃないの？早気の奴とかメンタル弱々な奴とかさあ？」


海「〜っっ」




もう小野木の怒りが爆破しそうだ。




千「また誰か早気になったりしてねぇ？」









湊「……あんまり早打ちやってたら、そうなるかもしれないよ」







千「なにそれ、暗示のつもり？」

万「こすっからい手だな」





ただ俺は素直に言っただけだが、伝わらなかったようだ。





湊「違う。ちゃんと会を保たないと、だんだん自分の射形がわからなくなるんだ」


千「今度は親切後化しっ」




海「最初にあてこずって来たのはそっちだろ！！」







ついに小野木の怒りが爆破した。

すると小野木の左耳を引っ張るAがいた。
いつのまに…







海「いててっ！？何すんだA！！」




貴「声でかい。一応まだ神事中だからね？

そちらのお二人も、喧嘩になるなら神社の外でやっていただけませんか？」



万「え〜なんで俺らだけ怒られてんの？」



貴「まだ神事中なので、声量をお考えていただきたいです。もちろん海斗、あんたも」


海「っ…わかってる！」






さすがAだ…


ずっと思ってたけど小野木を大人しくさせるの上手いかも。






本村「すみません。後でこの二人にはキツく言っておきますので…」


貴「お願いします。でも今日は前祭りなので、楽しんでいってください」





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＊夢主に一問一答＊

10.最近、嬉しかったことは？

貴「兄さんが弓引きをやめないでくれたこと」

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