検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:123,216 hit

62射*互いの健闘 ページ16





貴女side




結果、皆中。


妹尾と一緒に本戦に駒を進めることができた。









貴「_____乃愛は?」


七「ついさっき妹尾さん達が医務室に連れて行ってくれたよ」






私は三人が引いた後だったから、すぐに駆け寄れなかった。






貴「そう…よかった」






妹尾に優しく背中を押されて、泣きながら歩く乃愛の背中をただ見守ることしかできなかった。



やっぱり無理したか…






千「あ〜あ。泣いちゃってるよ(笑」

万「そもそも試合で残念出してるレベルで間違いなんだって」





海「んだとテメェ?!」

七「ダメだよかっちゃん」

貴「やめなって。すぐガルつかないの」






泣いて何がいけないの。
乃愛はよく頑張った。ゆうなも頑張った。妹尾も頑張ったんだ。






愁「千、万、失礼だぞ。新設の部にとって勝ち負けは二の次。出場することそのものに意味があるんだ。

それを揶揄してはいけないね。」







弽を持ちながら壁に背中を預ける藤原くん。
そんな藤原くんを海斗は睨みつけた。





海「二の次なんかじゃねえ!俺たちは勝つために出場してんだ!!」







「俺たち」と海斗が言ったら、弽を握る藤原くんの手がギュッと更に握った。






愁「それは失礼。では、互いの健闘を祈ろう」






見合っていた二人。

藤原くんは笑顔だったが、海斗はずっと彼を睨みつけたままだった。





海斗に向き合っていた藤原くんは今度は私に視線を移して向き合った。









愁「素晴らしい射だった。…今度は俺の射を見てほしい」



貴「……応援はできない」


愁「十分だ」





そう言って彼はフッと笑い、自分の組へ向かった。





63射*弓返りは結果だ→←61射*高み



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
244人がお気に入り
設定タグ:ツルネ , 鳴宮湊 , 藤原愁
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒なっち(プロフ) - うさぎ。さん» あ…本当っすね…やだお恥ずかしい\(//∇//)\ありがとうございます!!!直してきまーす (2023年2月26日 15時) (レス) id: da9851d8b5 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ。(プロフ) - 作品とても素敵です!!夢主ちゃん可愛くて大好きです!!そこで、一つ気になったのですが、65射で「気よう」と何度も出てくるのですが、恐らく「気負う(きおう)」かと思われます。突然の指摘すみません。これからもずっと読ませていただきます!!! (2023年2月26日 14時) (レス) @page19 id: 3584ffefb8 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - マイさん» 何ヶ月も更新してなくて本当に申し訳ないです。そしてありがとうございます!! (2019年12月1日 11時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - この前初めから見直させていただきましたがやはり面白くて素晴らしいと思います!今日のツルネを見た後更新されているのに気付き大興奮です。更新楽しみにしてます!長文失礼いたしました。 (2019年12月1日 4時) (レス) id: 4011e0822b (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - 何でも屋さん» 好み!?ありがとうございます!!! (2019年5月16日 13時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒なっち | 作成日時:2019年4月14日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。