__鶴姫__2【ツルネ】

59射＊傷 ページ13

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海斗「っ…俺は出るぜ！」




万「え？それが如何したのさ？」

千「まさかのまさかだけど愁に張り合おうとか？ぽっと出の弱小弓道部が県トップの桐先高校のエース藤原愁に？」

万次「うわっカッケー」




海斗はイラつきを覚え挑発する逆に双子に喧嘩を売られる。





海斗「てめーら！」




貴「こらっ」





‘‘ベシッ”





海「いって！何すんだA！」






私は海斗の頭にチョップをかました。




七緒「駄目だよかっちゃん！」

佐瀬「千一、万次お前らもだ」




本村「大悟、2人を連れて行って下さい」




佐瀬「任せろ。おら来い！量産型ども！」


千「量産型って」

万「ひでぇ」






双子の首根っこを掴み無理矢理連れて行く。






本村｢久しぶりですね。君は竹早くんでしょう？ それに君は鳴宮くんですね。

あの二人にはよく言って聞かせるので、
ここは収めてください｣




静｢はい｣｣





本村「ありがとう」





そう言うと、部長さんは桐先の列に戻っていった。








愁「傷の具合は？」

湊「もう…全然、大丈夫だ」

愁「良かった…。湊、俺は必ず戻って来ると信じていたよ。また湊の射を俺に見せてくれ」







コソッと聞こえた二人の会話。


傷？






貴「(湊…？)」






藤原くんも桐先の列に戻っていった。
その彼の背中をただ黙って見ることしかできなかった。





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