やめてったら / フロイド (ページ7)

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食堂に響いた鈍い音

｢ … めーっちゃムカつく～ … ｣

フロイドが集団の中の1人を殴った音だった

｢ … って、！ … なにしやがる … っ｣

｢は？｣

｢っ、なんで殴んだよ … ！｣

フロイドは倒れている男子の前にしゃがみ

髪を掴んだ

｢ … 雑魚のくせにさー、ふざけてんの～？｣

｢ … っなんだよ、… ！｣

フロイドはその男子の耳元でコソッと呟く

｢オレのダンゴちゃんに手出してんじゃねぇぞ｣

ドスの効いた低い声

いつもの様子からは到底想像のつかないような

恐ろしい声

｢オマエ今度ダンゴちゃんに絡んだらー、｣

＿＿＿＿＿＿＿容赦しねぇぞ？

放心状態の男子

フロイドは立ち上がる

｢学習しろよ？ … ザッコくん｣

ポツリと呟いて

振り返ると同時に柔らかい笑顔へ

フロイドの顔はすぐに替わった

｢次の授業はじまりそーじゃん～｣

優しくAへ微笑みかける

｢ダンゴちゃーん、いっしょに行こ～？｣

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フロイドの言った " ザッコくん " は

" 雑魚 " からとっています

サバナクロー辺りのチャラチャラした雰囲気の人