やめてったら / フロイド (ページ40)

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" はじめまして！！ "

と、

勢いある挨拶をした目の前の青髪くんと黒髪くん

｢はじめまして … ！｣

エースくんが呼んだ2人だ

・

途端に

黒髪くんに抱えられているネコと目が合った

なんだか異様で不思議な雰囲気を纏っている

もう1匹ってこの子 … ？

くりっとしたキレイな縹色の瞳を見つめていると

｢紹介したかったのはコイツなんだゾ？？｣

｢っ！｣

いきなり流暢に人間の言葉を話し出すのに驚く

｢オマエがAか？？｣

｢へ、？｣

…

｢ … なにボケーッとしてんだゾ！！｣

｢ご、ごめんなさい｣

｢こらグリムっ、先輩に向かって … ！｣

黒髪の子がベシぃっ！とネコをはたいた

｢いきなりすみません、先輩｣

｢ … っちょっとびっくりして｣

ごめんね、とつける

｢ったく、叩く加減くらい考えるんだゾ … ｣

はたかれてブスっとしているそのコ

｢ … キミ、人間の言葉を理解できるの？？｣

尋ねるとすぐに得意気な顔をした

｢オレ様の名はグリムだ！

大魔法士になるオレ様にとってそんなコトは

朝飯前なんだゾ！｣

そうしていきなり自身の武勇伝を語り始めてしまった

・

｢ … 無視してください｣

そういって2人は

ペラペラと自慢げに話し続けるグリムを余所に

自己紹介をしてくれた

青髪の子はデュース・スペードくん

黒髪の子はユウくん

デ｢エース、ずっと先輩の話してます！｣

エ｢ … えっ、おいサラッとなに言っちゃってんの？｣

ユ｢ここ最近は特にすごいんですよ｣

デ｢ A先輩の笑顔が … ｣

エ｢え、ちょ！ふっざけんなよ言うな！！｣

あーあー、と続く2人の声をかき消すエースくん

… はは

会うまでは不安だったけど

グリムも他の2人も優しそうな良い子で良かった

・

デ｢とにかく頼れそうな方でよかったっす！！｣

ユ｢これからも色々とお世話になると思うので｣

｢僕 / 俺たちとも仲良くしてください！！｣

エ｢雑｣