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突然の大きな声に驚く
｢ … 金魚ちゃんだぁ、なんか用〜？ ｣
フロイドは振り返って聞く
機嫌が悪いのがひしひしと伝わる
確かハーツラビュルの寮長の …
｢ 金魚じゃなくてリドルだ！全く …
変なあだ名はやめろとキミは何回いえば分かるんだい？ ｣
リドルさんか
｢ … それより、
こんな公の場でそんなコトをするなんて、一体何を考えてるんだ！ ｣
ごもっともです
｢ そんなコトってなに〜？ ｣
｢ っ、さ、さっきキミたちがやっていたようなコトだっ！！ ｣
｢ えぇ〜？ ｣
フロイドはリドルさんを煽っている
気が合うのかな
食堂のときのような険悪なムードは流れていない
｢ … はーぁ、金魚ちゃんイイとこで邪魔するとかホーントつまんなーい ｣
｢ 廊下のど真ん中でそんなコトをしてはならない、こんなのハートの女王の法律以前の問題だ。規則違反だぞ、フロイド！ ｣
｢ ここ人なんか通んないし、いいじゃん ｣
金魚ちゃんトコの寮じゃねぇし、と反省する気なんて全くないフロイド
｢ 僕が来ただろう！？全く … ホントにキミは！ ｣
２人が言い合っている間にタイを結び直す
｢ それと、キミ！ ｣
｢ っはい！！ ｣
｢ フロイドにどうして抵抗しないんだ！黙っていれば彼の思うツボになってしまうのは分かっているだろう！？ ｣
｢ … はい ｣
｢ フロイド！つぎ僕の前でこんなコトがあったら君の首をはねるぞ！ ｣
｢ … はァ〜、｣
｢ … ｣
｢ っ聞いてるのか … ？ ｣
｢ … もー飽きた、ダンゴちゃん行こ〜っ ｣
｢ … はァ！？ちょっと … 待て！！ ｣
強引に腕を掴まれて廊下を走る
後ろから
廊下は走るな！注意に飽きたも何も無いだろう！
と、怒鳴り声が聞こえたけど
フロイドは止まる気配もなく、次の授業の教室へ向かっていった
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作者名：祥乃 | 作成日時：2020年4月22日 22時
