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♯4 ページ5

(帝統side)



布団を被せて部屋を出ようと思ったけど…



「…綺麗なツラ……」



少しだけ、Aの寝顔を見ていたくなった


風呂上がってすっぴんになったAは、化粧してる時より少し幼く見えた


ただ綺麗だなって、ボーッと見ていた



「…………っと、もう12時なるじゃねーか…」



我に返った俺は、電気を消して寝室を出た


リビングに戻りこっちの電気も消したら、ソファに横になった



「…アイツの匂いがする……」



自分が着ている服から、髪の毛から、Aと同じ匂いがした



「まぁ何だかんだ助かったぜ

ありがとな」



そう呟いて、目を閉じた





(Aside)



「…ん…うぅ………」



頭痛い……今…何時だ…


ガンガンする頭を抑えて、時計を見ると針は8時47分を指していた



「…あ…仕事……!!

……って、今日…休みか……」



昨日は確か…飲み会があって…
めちゃくちゃ飲んで…それで……


公園で…イケメンを拾っ…


その瞬間、ブワァっと血の気が引いていくのが分かった



「…私……何もしてないよね…?」



体はダルいがそんなこと言ってられない


急いでリビングへ向かった

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作者名:モーニング兄弟 | 作成日時:2019年5月24日 13時

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