♯2 ページ3
(帝統side)
「どうぞぉ〜」
「邪魔します…」
酔っ払いについて行ってやってきたのはマンション
中に入るといかにも一人暮らしの女の部屋で
白と黒を基調とした家具やインテリアが揃って綺麗に整理整頓されていた
「ソファ座ってくださ……って、ふふ…もう座ってる〜」
「あ、おう…」
普段は幻太郎か乱数ん家に泊まるからつい癖でなんも聞かず座っちまった…
まぁ、コイツも笑ってるしいっか
「あ、お昼の残りあるけど食べますかぁ…?」
「いいのか!?」
「いいれすよぉ…」
そう言って冷蔵庫の中からラップをかけたお皿を取り出してレンジで温め始めた
「そう言えば…名前まだ聞いてなかったな
俺は有栖川帝統、お前は?」
温まるのを待ってる間、名前を聞いてみた
すると……
「AA、21さいのおーえるれーす!へへ〜」
「そ、そうか」
年齢と職業まで答えてきた
つか、年上なのか…同い年かと思った
自己紹介をし終わり、丁度よくピピピと温め終わった
「あっ、あったまったぁ〜
……あっち…!」
「ちょ、おい…!大丈夫か?」
ついソファから立ち上がって、Aの所まで行って手を見てみる
火傷は……してねぇみたいだな
「俺がテーブルまで持ってくから」
「ぁ……ごめん、ありがとぅ…」
俺はジャケットの裾で手をガードして皿を取り出し、テーブルまで運んだ
「お、パスタじゃん!」
フォークとコップとお茶を持ってきたAに礼を言い、頂きますをして早速食べ始めた
「ん〜!!うっめぇ〜!」
「よかったぁ」
Aって料理上手いんだな
なんて感心していると
「あ!わたし、お風呂入ってくるから、食べ終わったら食器軽く濯いでおいてくらさい…!
それと、テレビとか勝手に見てていいからね〜」
「おぉ、分かった!」
Aは風呂に行っちまった
酔ってるけど、無事に風呂入れんのか…?
少し心配しつつ、パスタを平らげた
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作者名:モーニング兄弟 | 作成日時:2019年5月24日 13時