#212【由来】 ページ22
コサメside
コウ殿の意識が回復するのを待っていると後ろ──ラクさまがいらっしゃる方向から風が吹いた。
おやすみ、いつか会おうぜ
「ラ･･･クさま･･････？」
コウ殿を安全な場所に隠し、高い建物に登ると赫者状態であったラクさまの赫子は崩壊している。
「ラクさま･･･！！」
ラクさまがいらっしゃる所へ向かおうとすると、腹部を抑え込まれ行く事が出来なかった。
「なぜ止めるのですか！コブ殿！！」
「落ち着け！！ラクさんは死ぬ気だった･･･」
腕を掴むコブ殿から逃れようと腕を振るうがキツく掴まれ、振り払う事が出来ない。
「我々よりラクさまの傍に居た時期が少し長いだけでなぜ分かる！？
私の方がラクさまの事を知っている！！」
「遊び好きで、無責任で、楽しみだけを探して、退屈な事さえ楽しみに変えて、意外と寂しがり屋さんで、意外と一途で、楽しければ自分も犠牲にする
そんなAちゃんの事をコブちゃんは忘れないよ」
いつの間にか目覚めたコウ殿は涙を流し、祈る様に胸の前に手を組んでいる。
「オレの
「
･････････。
「ラクさまが名付けて下さった
「アメちゃんのは頑張って捻り出したって言ってたよね」
「はい、頑張ったと笑っておりましたね」
話しているとコブ殿の肩に居るコリ殿がするりとボクの肩に移る。
「確か･･･
「入ってないよね･･･？」
「“野狐”と“狸”って“白鳩”に呼ばれてたろ
そっから取ったってAが言ってたぜ」
「え〜！？Aちゃん自分の本名取ったって言ってたよ！？」
「ただチビ兎がAに遊ばれただけだ」
コブ殿とコウ殿のケンカが始まる前に止めなければ。そしたら本当に“白鳩”に殺られたのか現場に行って確認しなければ。
まだ笑いながらひょっこり現れる希望を捨てきれないのです。
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水無月(プロフ) - 乾さん» 今更になってしまいますがありがとうございます！一時期題名が落ち着かない時がありましたが最後まで読んでいただきありがとうございました！！ (2018年8月10日 23時) (
レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
乾 - 完結おめでとうございます！！この作品は、名前が何度か変わっていましたがそんな連載当時から好きでした。素敵な作品をありがとうございました (2018年7月2日 18時) (レス) id: de2fb18392 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 瑠伊さん» ありがとうございます！素敵と言ってもらえてとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 慶さん» ありがとうございます！面白いと感じてもらえてとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 宮野 ミヤさん» ありがとうございます！気に入ってもらえとても嬉しいです！！ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 07c7ef19ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 | 作成日時：2017年12月27日 18時
