出発 ページ32
「うしっ、＿このくらいかな」
適当な荷造りを終えて、一息つく
まぁ、バックの中身はスマホとハンターカードと必要最低限のものしか入ってないけど。
ドアを開けてホテルのロビーへと向かう、
途中にイルミに会った
「あれ、何処か行くの？」
「うん、まぁね〜」
「…ふぅん。オレはこれから仕事なんだよねー」
「いっつも頑張ってよね、イルミは。えらいえらい」
少し背伸びしてイルミの頭を撫でると、そのまま優しく抱きしめれる
「ちょっとイルミ〜公衆の面前だよ〜」
「じゃあ二人きりならいいの？」
そーいうことじゃない！と笑いながら離れれば名残惜しそうに手を離してくれる、
「じゃあね、イルミ」
「うん、またね。A」
受付を済ませ、さっさとホテルから出ていく。
ヒソカはゴン達の後をストーキングしているから
別れの挨拶は電話で終わった。
ここからクロロの所までは、走れば5分かなあ〜
腹の傷を労りながら、私はクロロの元まで走った
.
「よく来たな」
「元気そうじゃん、はい。これお土産」
「まあ座れ、立ち話もなんだしな」
ホテルの窓をクロロが開ける。
出入口から入ると監視カメラがあるので
お金を払わなきゃいけない
だから窓からの侵入にした
「ハンター試験合格おめでとう。」
「ふふ、ありがとう」
2人とも同じソファーに座って見つめ合う
ここだけ見ればまるで恋人同士のように見えるだろう
「それで？クロロこんな話をする為だけに呼んだんじゃ無いでしょ？話があるんじゃないの？」
すぐに本題を切り出す、
「あぁ、…見ろ。今回はこれを盗ってきた」
袋から大切そうに出したそれは、防腐処理を施したヒトの生首だった
でもただの生首じゃない
生首からさらさらと流れる銀と金の細い髪は絡まることを知らないとでもいうかのような触り心地
目は瞑っているがまつ毛も薄い銀色
薄く桃色のぷるっとした唇、
そして何より額に2つのツノが生えている
「…すごい…」
「だろう、傷付けずに盗むのには苦労したよ。」
ははは、と笑いながら語るクロロの生首を見る目は
本当に愛おしそうで
まるで恋をしているみたいだ、と笑う
「愛でたらどうするの？」
「どうもしないさ、俺の部屋で永遠に飾る。」
「へぇ！」
珍しい、クロロはお宝を愛でたら突然冷めて今までのが嘘かのようにぞんざいに扱うのに。
少し、生首に対してもやっとした気持ちが生まれた。
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す ズ き(プロフ) - つららちゃんさん» わああコメントありがとうございます！；；とても励みになります！；； (2020年4月6日 14時) (
レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
つららちゃん(プロフ) - イルミ(T . T)すごく面白いです！こんな素敵な作品をありがとうございます(T . T) (2020年4月6日 5時) (レス) id: 74f4862074 (このIDを非表示/違反報告)
ミウ(プロフ) - 更新待ってました〜！ゴン可愛いです(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月8日 13時) (レス) id: 88cce883b3 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - ＊エアメル＊さん» エアメルさん〜；!!応援は嬉し過ぎますありがとうございます； (2018年8月26日 21時) (レス) id: 36b5b17df9 (このIDを非表示/違反報告)
＊エアメル＊(プロフ) - ま、まままさか返信してもらえるなんて...！！ありがとうございます！応援してます！ (2018年8月25日 11時) (レス) id: c3939000f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す ズ き | 作成日時：2018年4月9日 16時
