15章:１話 ページ12
sha「どういう事やねん！何でAが拉致されんねん！」
shp「急に帰国なんてことあり得へんっすよね」
ut「………」
書類を片付けているところに、ドタドタと大きな足音を発ててやってきた3人(多分足音は1人だと思うが)。それに来たかと思いつつ書類から目は離さない。大方シャオロン辺りが今しがた書類を見たんだろう。それをショッピくんに伝えて、一緒にいた大先生ごと来たってところか。
そんなことを頭の角で考えながら、シャオロンとショッピくんにAちゃんが居なくなったことを詰められる。大先生は2人の後ろで黙っている。2人とは違いその表情はずっと変わらず無表情だ。
まさか2人からからここまで言われるとは思わなかった。シャオロンは勿論わかっていたがショッピ君がここまで気にしているとは思わなかった。
「俺らもまさか軍の中にスパイがおるとは思ってへんかったんや。しかもAちゃんのこと狙っとるやなんて考えてもおらんかった」
sha「嘘つけ！諜報部隊の奴らが分からへんわけないやろ！」
shp「それには俺も同意ですね。ウチの諜報部隊が何も知らん。ましてや何処の国のスパイかも分からんなんてことないですよね」
諜報部隊の連中をそこまで評価してくれているのは大変有難いし、軍に所属している幹部、上司としても嬉しいことなのだが、今は厄介だ。
相変わらず後ろの大先生は黙ったままだし。
一つ溜め息を溢して、書類から目を離し2人に向き合う。
「俺らやってAちゃんがおらんくなって焦ってんねん。エミさんとか、ゾムの焦り様見てへんのんか？」
shp「それは見ましたよ。でも、オスマンさんはこんな感じやし、勿論グルッペンさんとトントンさんはそんな感じしませんよね。何なら分かっとったみたいな反応じゃないっすか？」
sha「そうや、兄さんもぺ神もひとらんもあんだけAのこと大事そうにしとったくせに、今は全く気にも留めてへん。どういうことやねん」
「あんなぁ………俺ら上の人間が慌ててどないすんねん。それこそアカンやろ。皆焦ってんのは事実や」
どうも今日は上手く行かない。2人が何時もより食って掛かるというのもあるが、口も頭も回らない。大先生が黙りを決め込んでいるのも不気味なところだし。
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篝火(プロフ) - ももんがさん» コメントありがとうございます！励みになります！頑張ります！ (2023年3月4日 11時) (
レス) id: 5c99846d6a (このIDを非表示/違反報告)
ももんが - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年3月1日 20時) (レス) @page10 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 篝火さん» きゃ♡イケメン♡惚れちゃう♡ (2023年2月23日 21時) (レス) @page8 id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
篝火(プロフ) - ピッピ168号さん» かわいいですよね〜！私もそんなピッピさんが好きですよ♡更新頑張ります！ (2023年2月19日 11時) (レス) id: 5c99846d6a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - え、は?shpくんかわいい。しゅ、しゅき。篝火さんはもっと好き。更新ファイト＼(*⌒0⌒)♪ (2023年2月12日 14時) (レス) @page5 id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篝火 | 作成日時：2023年1月18日 22時
