Some people are worth melting for.

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夏奈side


玲於はあの後ずっと私に付きっきりだった。


私が1人になる時間は家にいる時と、学校にいるとき。

登下校は必ず一緒


だから皆に付き合ってるって噂されて…。




……私は嬉しかったけどね

ずっと玲於が好きだったから。




多分。玲於は気づいてた。


だからあの事件から何ヶ月後かたった時告白してきたの。


玲『ずっと一緒にいて。』


『俺、夏奈のこと守るから。』



だった。


……違うでしょ。


あの事件を負い目に感じてるんでしょ？


でも私は玲於がすき。

振る理由なんてない。


だから付き合ってた。


もう結構たつ



……玲於は私が怪我をするとすごく取り乱す。

ちょこっと指が切れて血が出ただけでも

大丈夫？？痛い？病院いく？


みたいな。

切れただけなのに。っていつも思うけど
そこまであの事件は玲於を縛り付けてたんだね。




玲於は無意識かな？

たまに……ほんとたまに

行為中に私の名前じゃない名前を呼んでる。


なんだっけ……。


(名前)……だっけな。




ほんと極たまに。

すきなんでしょ、玲於。

(名前)ちゃんって子のこと。




でも、わたしがいるからね…。

私はあの事件が玲於のせいじゃないって思ってるのに。


玲於は自分のせいだと思ってる。


だって今日もほら…



玲「ごめん、涼太くんと呑んでて遅くなった」

「ケガとかしてない？大丈夫？」



ほらね？




……だからもう私が玲於を手放すの。


玲於のこと解放してあげなきゃ。


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