27 ページ29
夏奈side
玲於とは幼なじみだった。
小さい頃からずっと、ずっーと一緒で
……あの時も一緒にいたの。
ううん、
正確には
玲於は倒れてたね。
あの時っていうのは
少し辛い話になるけど。
……玲於と2人で買い物に行ってた。
その頃玲於はもうEXPGに通ってて
夢に向かって頑張ってた。
買い物が終わって2人でファミレスでごはんたべてたとき
知らない人に襲われた。
2人組で、1人はナイフを持って
もう1人は拳銃を持ってた。
私はナイフを持ってる人に捕まっちゃって、
玲於は拳銃を持ってる男に捕まってた。
他のお客さんは騒いでて
私はもう何が起きてるか分からなかった。
確かなことは
玲於が一生懸命、私を助けてくれようと拳銃持ってる男に反抗してたこと。
定員さんは隠れて警察に電話してて。
パトカーの音が遠くから聞こえた。
ナイフを持ってる男が何か叫んでて
私は理解出来なくて。
パトカーの音が止まった。
あ、近くに止まったな。
って。
なぜか酷くそこは冷静だった。
……ファミレスのドアが開いたと同時だった。
玲於が拳銃を持ってる男に回し蹴りを決めてて
玲於が私に手を差し伸べてた。
その時だった。
ナイフを持ってる男が動き出したの。
……私の腕をナイフで刺した……。
悲鳴なんかあげれなかった。
声が出なくて
腕から生あたたかいものが滴り落ちて来て
あ、血だ。
みたいな感じ。
警察の人が2人組を捕まえて
私に手当をしてくれてる。
そこまで深くなかったみたい。
……ねぇ玲於。
なんでそんなに泣きそうな顔してるの？
夏「玲於？」
玲於が私に発した言葉はひどく私を苦しめた。
玲「俺のせいだ…」
そんなこと思ってないよ？
玲於が私を助けてくれようとしてたの分かってたよ？
だからさ…。
もうそんな償いみたいなことしないでよ。
…玲於はもう自分が好きな子のところに行っていいのに。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
片寄(プロフ) - ありがとうございます！また夜中に書きます笑 待っててください！ (2016年12月29日 0時) (
レス) id: 06100889ea (このIDを非表示/違反報告)
柊羽(プロフ) - 続きすごく気になります〜！！更新が楽しみでなりません（笑）これからも頑張ってください！ (2016年12月28日 22時) (レス) id: 54419d1546 (このIDを非表示/違反報告)
片寄(プロフ) - 頑張りますね！ (2016年12月20日 17時) (レス) id: 06100889ea (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 新作！！！ これから楽しみです！ (2016年12月20日 1時) (レス) id: a1bb3f871c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：片寄 | 作成日時：2016年12月20日 1時
