Some people are worth melting for.

12 ページ12

亜嵐side


一目惚れなんて初めてで
もうなんかタジタジになっちゃったし。




……でも撮影進んでいくうちに(名前)さんのことがよく分かってきて



気配り出来る子なんだなー。とか

しっかり目見て話す子なんだなー。とか

笑うと左頬にエクボできるんだなー。とか




ごめん、なんかキモイね俺。笑




あ「白濱さん！」


……なんだろうね。なんか小動物がトコトコ歩いてきてる感じ。



亜「…白濱さんじゃなくて亜嵐でいいよ」



あ「え！？」

「ぁ、じゃあ…亜嵐くんで！」



もうさ、狙ってんのかな？


顔真っ赤にしちゃってさ。

なんで下の名前呼ぶだけで顔赤くなんのよ。









.

あ「ありがとうございました！」
「お疲れ様です！」


亜「ありがとうございました！」
「お疲れ様です！」



撮影無事に終わって、
楽屋に戻って
次はリハあるから
急いで戻らなくちゃってところで


ｺﾝｺﾝ


控えめな音



亜「はい！」


あ「…亜嵐くんお疲れ様です」

「これよかったらどーぞ！」


亜「クッキー？ありがとう！」


あ「昨日作ったから」


亜「しかも手作り！！！」

「ありがと。めっちゃ美味い」


あ「よかったー。」





あー。
連絡先聞きたいな。

よし！


亜「(名前)ちゃん連絡先教えてよ」

「今度クッキーのお礼する」



俺、ずるいよね。

こうやって言えば(名前)ちゃん断れないでしょ。


.

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す