呪術廻戦 [短編] ３

にこらしか(悟) ページ28

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お題:相手がベロベロになるまでお酒飲んでた
※付き合ってません

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『悟さんってお酒飲めないんじゃ？』

硝「私が頼んだやつってかあそこの男に奢らせたお酒がたまたま甘いカクテルだったから気付かないで飲んだっぽい」

『だからって…たかが1杯でこんななります？』


ベロベロとか通り越して呂律回ってないし
このチョコ美味しいとか言って焼き鳥食べてるし…


『はぁー…全く。悟さん？立てますか？帰れます？』


と声を掛ければバッと勢いよくこちらを向きじっと見つめてきた。
目力怖いんだけどなに？ってなってると


悟「Aはさ〜いつになったら僕のお嫁さんになってくれるの？！」

『…はい？！』


いや待て待て待て。100歩譲って彼女になってくれるの？ならまだ話はわかるが通り越してのお嫁さんってなに？
確かに悟さんは私を見つけるたびに好きだよ〜とか言う人だったけどさ、言われ過ぎて冗談だと思って流してたんだよね…


悟「いーっつも可愛いとか好きだよって言ってるのに全然相手してくれないし〜僕の事嫌いなの？」

とまるで捨てられた子犬の瞳みたいにして上目遣いされる…くっそ。こんな時ばっか可愛い顔しやがって…


『うっ…き、嫌いではないですけど…』

とりあえず濁して言っておこう
酔っ払いの戯言に付き合ってても信用ならん！


悟「じゃ好きって事だよね？はい！両想い〜今日が記念日〜ちゅー！」

…はぁぁぁ？！何この人？！
話は勝手に進めてるし人前とか関係なしにキスしまくってくるし！
いやちょっと待って！と硝子さんに助けを求めるが何故か…

硝「いや。これはAが悪い」

と意味のわからない事言って助けてくれずなんならお先〜と帰っちゃう…


『え？！硝子さん？！ちょ！悟さん！いい加減にしてください！』


そう言えばさっきのおちゃらけは何処へやらドンッと床に押さえ付けられじっと真顔で見つめられる


悟「…Aはもう僕のだから。ずっと離れないでね？」


獲物を捕らえて離さないとでも言わんばかりの視線にNoとは言えなかった。



ニコラシカ(覚悟を決めて)


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