呪術廻戦 [短編] ３

あまえたさん(七) ページ6

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任務から帰って来た七海さんの様子がおかしい。


七「……」

ぎゅっ

『わ！びっくりした〜お疲れ様です七海さん』

七「はい」


それだけ言うと頭を無言で背中にグリグリ押しつけてきた。
いつもの七海さんならありえない行動…これは月1であるかないかの甘えたな日だ。


『ご飯とお風呂どっちにしますか？』

七「…お風呂に入ってきます」


とサッと離れてお風呂場に行く七海さん。
もうちょっとくっついてたかったかな〜なんて思いながらも着替えとタオルを準備して持って行きそれを伝えてからやりかけの夜ご飯を作る。

しばらくするとお風呂から上がった七海さんに背後を取られ今度は肩に顔を埋めてきた。
あららこれは重症だ。髪も乾かしてないし


『髪乾かさないと風邪引きますよ？』

七「…じゃ乾かしてください」


とドライヤーを渡された。
火を止めて七海さんからドライヤーを受け取りソファに座らせ後ろからわしゃわしゃと髪を優しく乾かしてあげれば心地いいのか目を閉じた。
相変わらず綺麗な顔立ちですこと。


『…はい。終わりましたよ。今ご飯用意するので待っててください』


と言いおでこに軽くちゅっとするとグイッと引っ張られそのまま七海さんの腕の中にすっぽり収まった。


『わぁ！もう！急に引っ張んないでください！』


と言いながらも普段ここまで抱き着かない七海さんが珍しいのと嬉しいので口元は緩んでしまう。


七「以後気をつけます」

『気を付けてください。にしても七海さんがこんなに甘えたなのは珍しいですね』

七「…嫌ですか？」

『いいえ。むしろそんな可愛い姿を私にしか見せないんだな〜と思うととても嬉しいです』


と顔を上げて笑って言うと七海さんの無表情なポーカーフェイスの口元が少し緩んだ気がした。
そしてそのまま軽くキスされる。


七「…そうですね。後にも先にもあなたにしか見せません」


と再度抱き締めた


『ふふ。嬉しいです」

七「しばらくこのままがいいです」

『奇遇ですね。私も同じ気持ちです』


甘い七海さんもまたよろし


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初ななみん！
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