1.数値に縛られる生活 ページ3
•【NOside】
犯罪計数と言う数値があるこの時代。遙か昔とは違い、計数が心を写しだしているようなもの。
犯罪に手を染めた者やその傾向がある者、そして多くのストレスを抱え過ぎた者は、百と言う基準値を越すと、強制連行。
別名ストレス計数という。
心のストレスが数値化され、便利な時代とはなったが、その反面数値に縛られ生活しているようなものだ。
それもそうだ、強制連行された人物は、隔離施設に行く事となるのだ。犯罪を起こしていたり、起こしそうになった場合そのまま牢屋に入る事になる。
逃げる者は危険者としてその場で抹殺。何もしてなくても、反逆者と見なしその場での執行が赦される。
選択権では、限り無く狭き門の執行官は選ばれた者だけ。それも、監視官からの推薦状や色々な書類が必要となるので、本当に狭き門だ。
ストレス社会という中で、ストレスに浸食される者は直ぐに、心の状態が危険になる。極限の状態になればの話だ。
従わなければ、電流が流れる拳銃で、撃たれてしまうのが特徴だろう。
取り締まる事を赦されてる、特別取締課。境界線歩きながら犯罪者達と戦う人々だ。
◇
「撃ち方用意」
真面目な男教官の声が響き渡り、一斉に十人程が目標パネル目の前にして拳銃を構えた。
射撃訓練の為、ヘッドホンにゴーグルをした人物達は、男の「始め」という声で撃ち始める。
銃声が幾つも響き渡たり、目標パネルは撃ち抜かれていく。
「撃ち方やめ!」
射撃訓練が終わり射撃準備室に移った人間らは、男が見ていた結果を待っているかのように射撃訓練場を見ていた。
そうして、終わりを告げた射撃訓練。
「結果だが、前より成長はしたようだ。点数は上がってるな」
安堵の表情を浮かべる人々。すると、後ろのドアが開いて、そちらの方を向く。
「そろそろ使ってもいいですか?」
現れたのは京獄A。組織の中では有名な人物である。
「今終わりましたので」
明らかに年は上の筈だが、男はAに敬語を使っていた。
「どうも」
Aは射撃準備室に入ってきて、その後ろを付いて来る少年二人。訓練用の服はおろしたてなのか、クリーニングの線が入った服を着ている。
童顔で栗色の髪色をした少年と、オレンジ色の髪色で笑顔を浮かべる少年は、他の人物の訓練成績を見て口を開いた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
3人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔弥 | 作成日時:2017年3月29日 15時