46.密室仕事の緊張感は ページ48
•
会議が終わり、私は部屋に戻り残っていた仕事をする事に。
松神さんに手伝う予定なので、早めに終わらせなければならない。
書類仕事を続けて三十分程で終わりとなった。纏めた書類を高杉さんに持って行って完了となる。
私は両手で書類を持って、高杉さんの部屋へと持って行く。
「早ぇな、普通なら三日は掛かるぞ」
「書類仕事は得意ですし、慣れですよ」
そんな他愛もない話をして、高杉さんの部屋を出る。自分の部屋に戻ると、松神さんが部屋の前に居る。
「松神さん、すみません。仕事手伝いますよ」
「丁度訪ねようと思ってた所です。資料室に行きましょう」
松神さんの後ろを歩いて、たどり着いたのは少し奥にある資料室と言われる部屋。
入ってみると膨大な数の資料が棚に並んでいる。
徐に松神さんは資料を取り出して、見始めた。私は何をすればいいのだろうか。
黙々と資料を見続ける松神さんの隣で、他の資料を見ていたら、不意に「Aさん」と声をかけられた。
「はい、何でしょうか」
「この資料を参考にしながら、こっちの書類を纏めて貰えませんか」
「わかりました、やってみます」
資料を使って、書類を纏めるのはいつもやる事なので、出来そうだ。
しかし、内容は鬼兵隊の事なので、少し時間が掛かりそう。
「他の資料も使ってください」
「出来る範囲で頑張ります」
資料を読みながら、書類を纏めていく。普段よりも時間は掛かってるが、少しずつ早くなっていく。
松神さんと二人で居るのも、慣れそうで慣れない微妙な感覚。
でも、松神さんも早めに休みたいだろうから、頑張ってやらなければ。
しばらくの時間が経って、体を伸ばす。それと同時に私の手に自分の髪が触れる。
少し髪が長くなってきた。早めに切らなきゃいけない。
そんな事を思いながら、書類を纏め終える。その書類を隣に居る松神さんに渡した。
「……ありがとう御座います、全部完璧ですね。こんなに早く終わると思ってませんでした」
「少しでも早く終われたら、松神さんも休めると思うので」
「じゃあ、俺最終確認するんで、休んで頂いても大丈夫です」
「私、資料戻しておきますよ」
松神さんが働いているのに、私が休むのもなんだか気まずいので、最後の片付けくらいやってしまおう。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
107人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朔弥(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとう御座います。小説を執筆している側からすると、楽しく読んで頂けてるのが何よりの救いです。更新頑張らさせて頂きます! (2017年1月17日 3時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください! (2017年1月16日 18時) (レス) id: b0d29e3892 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 真由さん» コメントありがとう御座います。オチはまだ決まっておりませんが、神威か高杉のどちらかなのは、確定しております。更新頑張りたいと思います。温かい目で見守って頂けたら光栄で御座います。 (2017年1月15日 11時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - いきなりですみません。この小説は誰オチでしょうか?気になってしまって更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2017年1月15日 10時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朔弥 | 作成日時:2017年1月12日 1時