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45.会議は重要な情報源 ページ47






傷つけてしまっただろうか、高杉さんを嫌いな訳じゃないのに。





「ホントにごめんなさい」




「謝る事ァねぇ」





高杉さんに「もう、寝ろ」と言われ、私はもう一度高杉さんに頭を下げて、その場を離れた。





部屋に戻り、布団を掛けずにそのまま眠りについてしまったのは、数十分後の話。











次の日、朝食をとるために食堂へと向かってみる。人が少なく、松神さんしか居ない。





私に気がついた松神さんは、声をかけてきた。





「Aさん、こっちで食べませんか」




「あっ、はい」





断る理由もなく、朝食をとるために松神さんの向かいへと座る。





私はこの人が苦手の分野に入る。優しく人は良いのだろうが、どことなく雰囲気が兄に似ているからだ。





そのせいか、松神さんの目を真っ直ぐ見ていると、記憶から兄が蘇ってきてしまう。





なにも悪くない人に、苦手意識を持ってしまうなんて、失礼極まりない。





「Aさん、仕事って終わりましたか」




「もう少しで終わりますよ。どうしてですか?」




「俺の仕事をちょっとだけ手伝って貰いたいなぁと」





少しだけ気は進まないが、相手も忙しい人。助っ人で来た私は断る訳にはいかないので了承した。





「ありがとう御座います、あとで資料室に一緒に行きましょう」




「はい……わかりました」





何ともいえない複雑な感情が私の中で芽生えてしまう。慣れないせいなのだろうか。





朝食が終わり一時間後に、会議が行われるらしく、私は見学のような形で、会議室に入れてもらった。





夜兎とは違った雰囲気を持ちながらも、強い心を持っているのが侍というもの。





また、第七師団のミーティングと違った感覚で面白い。





会議の内容は、明日に控えた取引の事である。





取引相手の人数はまだ把握出来てないので、明日は警戒しながら近付かなければならないという事。





一応、私も一緒に行くことになっている。少しの役には立てるかもしれない。





それに緊急事態として、真選組も視野には入れておいてるらしいので、そこが警戒心を強くする材料となるだろう。





また子さんと、武市さんは船の方に残り、違うことをするらしい。





それにしても、鬼兵隊での助っ人で、地球に行くことになるとは思ってもいなかった。





私は戦力として必要だと、高杉さんに言われたのだ。

46.密室仕事の緊張感は→←44.想いは変わらぬまま


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朔弥(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとう御座います。小説を執筆している側からすると、楽しく読んで頂けてるのが何よりの救いです。更新頑張らさせて頂きます! (2017年1月17日 3時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください! (2017年1月16日 18時) (レス) id: b0d29e3892 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 真由さん» コメントありがとう御座います。オチはまだ決まっておりませんが、神威か高杉のどちらかなのは、確定しております。更新頑張りたいと思います。温かい目で見守って頂けたら光栄で御座います。 (2017年1月15日 11時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - いきなりですみません。この小説は誰オチでしょうか?気になってしまって更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2017年1月15日 10時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔弥 | 作成日時:2017年1月12日 1時

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