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41.変化はわかりやすい ページ43








そこまで気にしてもいないが、なんだか少し気になるので、理由を聞いてみようと思う。





書類仕事も一段落ついたので、華音さんの部屋へと訪ねてみる。





「華音さん、居ますか」




『開いてるよ〜』





カチャリと開けて鼻腔に広がる甘い匂い。キツくはないので、それだけでも有り難い。





「最近、私に怒ってますか」




「そんな事ないけど?」





睨み付けているところから、何かあるような気がするのは、ただの勘ではないだろう。





「最近さ、神威が振り向いてくれないんだよ? 酷いと思わない?」




「ここ最近は仕事で忙しかったですからね」




「仕事と私、どっちが大事なのって感じ」





何というか、女の人が言いそうな台詞だ。でも、思ってしまうのだろう。





華音さん自体は、第七師団の仕事をやっている訳ではなく、救護班として入っている。




なので、第七師団自体の仕事内容はあまり知らないのだ。




それから一時間程、神威団長の愚痴を聞かされた。出掛けてくれない、話しかけても曖昧な返事ばかり、ご飯も一緒に食べていない、等々。




恋人同士ならではの悩みというものなのだろうか。




愚痴をこれ以上聞くのは、体の体力的にも、精神的にもキツイ。





私は仕事があると言って、切り上げてもらった。華音さんの部屋を出て、小さく溜め息をつく。





華音さんに愚痴の内容を伝えておいてと言われたが、仕方なく伝えるしかない。





取り合えずは、怒っていないということにしておこう。





神威団長の部屋に書類報告を行くのと同時に、私は華音さんの事を話してみる事に。




「神威団長、華音さんと話したりしてます?」




「え? 特にしてないよ」




「華音さん気にかけてましたよ、振り向いてくれないって、言ってました」





どうして、この苦しみを味あわなければならないのだろう。





我慢して神威団長へ、華音さんの報告。伝えろといわれたら、伝えなければならない。





「華音がそう言ってたんだ。わかった」





書類を見ながら流すように答えた神威団長。私が失礼します、と言う直前に呼び止められる。





「あのさ、一つ仕事があるんだけど」




「どうしました?」




「……シンスケの方、人が足りないみたいで、少しAを貸してほしいって」





少し黙ってから口を開いた神威団長。私は少し考え込んだ。

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朔弥(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとう御座います。小説を執筆している側からすると、楽しく読んで頂けてるのが何よりの救いです。更新頑張らさせて頂きます! (2017年1月17日 3時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください! (2017年1月16日 18時) (レス) id: b0d29e3892 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 真由さん» コメントありがとう御座います。オチはまだ決まっておりませんが、神威か高杉のどちらかなのは、確定しております。更新頑張りたいと思います。温かい目で見守って頂けたら光栄で御座います。 (2017年1月15日 11時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - いきなりですみません。この小説は誰オチでしょうか?気になってしまって更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2017年1月15日 10時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔弥 | 作成日時:2017年1月12日 1時

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