40.悲しみを抑える為に ページ42
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「俺達は、家族を護る為だけに、知らない君達の事を目の敵にしていた」
「煉獄の方には伝わっているのですか」
「いや、君達が情報伝達の人間も殺したみたいだから、まだ伝わってないと思う。それに、煉獄は星に身を隠してる」
だから、活動していることがわからなかったのか。
それにしても、何故海里さんはこんなにも冷静なのだろう。
「冷静、なんですね」
「こうでもしなきゃ、自分の感情を抑えられない」
悲しい表情のまま、呟く海里さん。
もしかして、書類の中にあった星に居る未確認の組織、って煉獄の事だったのだろうか。
だとしたら、この人達の家族がそこに居るという事になる。
「では、しばらくはここで過ごしてください」
「あぁ」
というか、光と呼ばれていた颯さんは、最後まで起きなかった。
聞いた事を神威団長に報告すると、またもや怒られてしまう。
「その体で組織に突っ込むつもり?」
「そういう事になります……」
完璧に怒ってる。
しかし、神威団長はしばらく考え込むと、私に背を向けて言葉を発した。
「ホント優しいね。いいよ、そこの星に行って煉獄は潰す。今後邪魔になりそうだし?」
「ありがとう御座います」
その後、煉獄が身を隠しているいう星に向かい、神威団長、阿伏兎さん、私の三人で船へと潜入。
しかし、神威団長がすぐに喧嘩を売ってきた一人をボコボコにしてしまい、潜入というよりは堂々とした喧嘩になってしまう。
幼き女の子と男の子は救って、煉獄の事は三人で全て跡形もなく潰した。
女の子と男の子に、傷一つついていなかったのだけが救いだろう。
海里さんや颯さんよりは、弱かったというのは事実である。
そして、私は怪我が増えた。それを気にしていたら、神威団長の補佐官は出来ないので、そこまで気にしてもいない。
再会したとき、海里さんと颯さんはお礼を言ってくれた。
牢屋から出すかは、神威団長に任せたが、数日後になり海里さんと颯さんは解放されたのだ。
神威団長こそ、優しいじゃないか。
◇
大きな仕事が二つ程終わり、現在は忙しくもなく、書類の仕事がサラッとあるだけ。
そんな時一番暇そうにしてるのが、神威団長である。書類仕事はやってくれないが。
そういえば最近、華音さんが突っかかってきたり、無視されてる事が多くなった
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朔弥(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとう御座います。小説を執筆している側からすると、楽しく読んで頂けてるのが何よりの救いです。更新頑張らさせて頂きます! (2017年1月17日 3時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください! (2017年1月16日 18時) (レス) id: b0d29e3892 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 真由さん» コメントありがとう御座います。オチはまだ決まっておりませんが、神威か高杉のどちらかなのは、確定しております。更新頑張りたいと思います。温かい目で見守って頂けたら光栄で御座います。 (2017年1月15日 11時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - いきなりですみません。この小説は誰オチでしょうか?気になってしまって更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2017年1月15日 10時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔弥 | 作成日時:2017年1月12日 1時