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17.疲れがとれない日常 ページ19







やっとの事で食べてくれて、薬も飲んだ。あとはタオルを交換して、安静状態。







「疲れた……眠い」





「華音さん、部屋に帰りますか? 送りますよ」






華音さんにまで、具合悪くなられちゃ大変だ。部屋へと送っていく途中、華音さんは言う。






「Aは女の子らしくしたいと思わないの?」





「唐突ですね。……したらどうかなっていう考えはありますが。何故ですか?」






「だって、女捨てて男に混じって戦場に立ってる訳でしょ?」






女捨てた訳じゃないんですけども。確かに男に混じって、戦場に立ってるのは本当の事。






「じゃ、おやすみ」






そう言って部屋に戻った華音さん。私も部屋に戻って仕事をしなければならないが、神威団長も気になってしまう。






一応、もう一度確認だけして自室に戻ろうと思って、神威団長の部屋に寄る。





規則正しい寝息が聞こえてきて、ほっと安心する。帰ろうとして、ドアに手をかけた時。






「A……? ごめんね」





「いえ、ゆっくり休んで下さいね」





「うん……ありがと」





流石に何時もの元気はないようで、声量が小さい。





私は自分の部屋に戻って、仕事の山に溜め息を零す。明日になれば神威団長の体も、少しは良くなっているだろう。





阿伏兎さんさ、夏風邪に参ったと言っていた。確かに神威団長が倒れるなどホントに珍しい事。






眠い眠いと思いつつ、仕事を机でし続けたら、また椅子に座りながら寝てしまった。












次の日の事。神威団長の部屋に行こうとしたら、華音さんが出て来たのだ。






暗い様子だが、何かあったのだろうか。






「華音さん? 神威団長どうでした?」




「大丈夫なんじゃない?」





なんだか不機嫌なのは気のせいなのだろうか。まずは、神威団長のもとへと行く。






「おはようごいま……あ、れ?」






昨日と同じように、規則正しい寝息が聞こえる。華音さんが出て来たので、話をしたのかと思っていたのだが、違うようだ。






神威団長に近付いて、「失礼します」と言って額に触れる。まだ熱いな、だが、昨日よりはマシだ。





にしても、華音さんが怒っていたのかは不思議でたまらない。








あの後も聞こうとしたが、何も言わずにいた。




しかし、数時間後。




「A〜!」




後ろからひょっこり現れたのは、華音さんだ。なんでも、神威団長と少しだけ話が出来たようだった。

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朔弥(プロフ) - ゆめさん» コメントありがとう御座います。小説を執筆している側からすると、楽しく読んで頂けてるのが何よりの救いです。更新頑張らさせて頂きます! (2017年1月17日 3時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 楽しく読ませてもらってます。更新頑張ってください! (2017年1月16日 18時) (レス) id: b0d29e3892 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 真由さん» コメントありがとう御座います。オチはまだ決まっておりませんが、神威か高杉のどちらかなのは、確定しております。更新頑張りたいと思います。温かい目で見守って頂けたら光栄で御座います。 (2017年1月15日 11時) (レス) id: 114889d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - いきなりですみません。この小説は誰オチでしょうか?気になってしまって更新頑張って下さい。楽しみにしてます。 (2017年1月15日 10時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔弥 | 作成日時:2017年1月12日 1時

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