【29】償おう ページ29
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「はーあ。何２人の世界に突入してくれちゃってるんですか？」
抱き合って泣く俺たちを、止めたのはニノの冷え切った声だった。
あ、と漏らして顔を上げると、もうすでに拳銃をキッチンのシンクにおき、そこにもたれかかってあくびをしているニノの姿。
…てか、俺…。
正当防衛ってやつだけど…。
人、殺したよな…？
捕まる…？
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「何？翔さんのことだから、”俺…捕まるんじゃね？”とか考えてるんでしょ」
「え、だって……!!!」
「ざんねーん。俺、もう刑事止めるんでそんな権限ないんですよ」
そう言って、彼が懐から取り出したのは、封筒。
そこには丸い字で「辞表」と書かれていた。
「俺、ここ気にいったんですよねー。
刑事続けたら？ここに居られなくなっちゃいますし。
てゆーか。この事件追ってるのとっくのとうに俺だけなんですよ」
「……でも……、俺…償わなきゃ」
「それはさ、翔ちゃんが”生きる”こと…でいいんじゃない？」
今まで、聞こえなかった声がキッチンに響いた。
後ろを振り向くと、そこには雅紀と眠そうな表情の松潤。
「”生きる”ことで償えばいい…。きっと、一般常識的には…入るべきところに入って…償うべきだけど。
きっと……親御さんたちはそれを望んでないよ」
まあ、望んでないからって入らないのもどうかと思うけど笑
と彼は付け足した。
「まあ、難しいな。俺もなんて言っていいのかよく分からねぇけど」
「…てか松潤。いつからそこにいたの？」
「え？最初から」
ドヤ顔で、智くんの質問に応える松潤。
いや、全然ドヤ！じゃないんですけど。
「ま、そういうことで。
俺も今日から一般人。何も知らなかった、ですよ？」
……いいのか、これで…。
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「いいんだよ……翔くん。
俺もなんて言っていいかわからないけど……。
辛い時には支え合おう？」
決まって……助けてくれるのは…
智くん、君だよ…
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革ベルト
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和翔(プロフ) - はじめまして！和翔、と申します。私のプレリスに載せてもいいですか？ (2013年4月19日 23時) (携帯から) (
レス) id: bcd2c4470f (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 桃恋さん» はじめまして！作者のけいです♪ありがとうございます！お返事遅れてしまい申し訳ありませんm(__)m (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 3104ckさん» あ、ありがとうございます///嬉しいです♪何作か他にも中途半端な作品があるので読んでみてください(笑) (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - きゃりーぱんぱんさん» ありがとうございます♪お返事おくれてしまいすみません(汗)きゃりーぱんぱんさんまで泣いていただけたのですか！いやー、小説を書いてて良かった！って思えますね♪ありがとうございます！ (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 智歌さん» ありがとう！お返事おくれてごめんね(汗)うちが一番ハッピーエンドでホッとしてる(笑)出来たのでぜひ来てね♪ (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けい | 作成日時：2012年9月3日 16時
