【21】信じることが出来ない。 ページ21
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「ん……？」
シェアルームの前に立った俺は、その部屋から灯りが微かに漏れていることに気付く。
誰か、いるのかな…。
そう思って耳を澄ますが物音１つしない。
もしかしたら誰かが電気を消し忘れたのかもしれない。
俺はそう思ってドアをそっと開けた。
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誰も居ない…。
やっぱり電気の消し忘れか。
俺はそう心の中で呟くと、冷えた水を冷蔵庫から出そうとキッチンへ向かった。
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ふぅ、と息を吐いて歩き出す。
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そして、
俺は、
見るはずのない、
ものを見る。
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「―――ひっ！」
キッチンから覗く、足。
もう１歩、踏み出す。
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「………あー。しょーくんだあ…」
「な……っ、なんで……!!お前がここに…っ!!」
俺がずっと探し続けていた彼は
確かにそこにいた。
眠そうな目で、キッチンに座りこむ。
半分寝ぼけている彼は、俺が目の前に居てもまったく焦りを見せない。
夢だと思っているのか？
その手首には包帯が巻かれていて、何を彼がしたのか、
そんなことは考える間もなく分かった。
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自分で死のうとした？
いや、お前を殺すのは
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――俺だ。
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俺は、キッチンに置かれていた包丁を、手に取ると。
座り込む彼に、向けて叫んだ。
「なんで……っ!!!なんで殺したんだよ…!!」
ごめん、雅紀。
俺、やっぱり信じることが…出来ない。
ラッキーアイテム
革ベルト
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和翔(プロフ) - はじめまして！和翔、と申します。私のプレリスに載せてもいいですか？ (2013年4月19日 23時) (携帯から) (
レス) id: bcd2c4470f (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 桃恋さん» はじめまして！作者のけいです♪ありがとうございます！お返事遅れてしまい申し訳ありませんm(__)m (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 3104ckさん» あ、ありがとうございます///嬉しいです♪何作か他にも中途半端な作品があるので読んでみてください(笑) (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - きゃりーぱんぱんさん» ありがとうございます♪お返事おくれてしまいすみません(汗)きゃりーぱんぱんさんまで泣いていただけたのですか！いやー、小説を書いてて良かった！って思えますね♪ありがとうございます！ (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 智歌さん» ありがとう！お返事おくれてごめんね(汗)うちが一番ハッピーエンドでホッとしてる(笑)出来たのでぜひ来てね♪ (2012年9月22日 22時) (レス) id: 2b5b86f17b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けい | 作成日時：2012年9月3日 16時
