5話・続き ページ10
が。
クザン『待ってよ〜Aちゃーん』
クザンさん、足長いんだった。
あっという間に追いつかれ、上から見下ろされる。
A『、、、わかりました。一緒に食事しましょう。』
ハァー、、大将ともあろう人が、たかが一等兵を追い詰めて、、、
これだから面倒なんだ。
食堂に入ると、食事中の海兵達から一層視線を受ける。
別に気まずい気持ちは起こらないけど、目立つ行動は極力避けたい。だって、、私の平穏な尋問(+拷問)ライフがなくなっちゃうかもしれないから!
それだけは勘弁してほしい。
クザン『Aちゃん?どうしたの固まって、』
考え事をしていたらクザンさんに心配?をされた。
A『すみません。考え事をしていて。』
ニコリと微笑みながら食堂のコックさんにおにぎり2つとウーロン茶を頼む。
それらが乗ったトレイを持ち、近くの席に座る。
クザンさんはその隣に座って来た。
馴れ馴れしいなぁ。
A『いただきます。』
おかかおにぎりから口をつける。
ふと視線を感じて目線を上に上げると、クザンさんがコチラをジッと見ていた。
クザン『Aちゃん。今日の尋問、激しかった?』
、、、
A『はい。楽しい実験をしたので。、、もしかして、鉄臭かったですか?』
スンスンと制服の匂いを嗅ぐ。
予備の制服を着て来たつもりなんだけど、、
クザン『いや、、Aちゃんこの仕事向いてるよね。やっぱり。』
どこか納得した様な様子のクザンさん。
まぁ、いいか。褒められてるんだし。
おにぎりとウーロン茶を食べ終わり、クザンさんに一礼して食堂を出た。
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作者名:酸性雨の1つ | 作成日時:2023年8月21日 22時