海軍本部の開かずの間 (ページ42)

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31話・邪魔ページ42

そのまま武器庫へ向かおうとすると、、

『おい。ハルミトン・A。止まれ。』

同じ一等兵に呼び止められた。

A『はい。』

手をピシッと横につき、顔をまっすぐ上げて気をつけの姿勢で
止まる。

『お前、ココリさんを虐めてるらしいじゃねえか。』

、、、、、はい？

A『すみません。おっしゃられている意味が理解できません。』

『だから！ココリさんを陰でいじめてるんだろ？！』

誰から聞いたんだよ。そうか。朝の敵意剥き出しの視線はそれだったのか。

A『、、それで？』

ギロリと相手を睨む。これから尋問だってのに、何で邪魔するかなぁ。殺してやろうかな。

『ヒッ、、お、お前のせいでココリさんが悲しんでるんだ！しかもココリさんは中将。お前が上から物を言っていい立場の方じゃないんだ。謝れ！』

A『、、、会ったら謝ります。それより武器庫の点検へ行きたいのですが。』

『あっ、ああ。』

これだから大型組織はダメなんだよなぁ。
綻び(ほころび)が出る。

邪魔者はココリだな。一刻も早く殺そう。

尋問室は相変わらずファンシーで、ココリとアサシンはくつろいでいた。

A『ココリさん。何やっているんですか？』

ココリ『え？何って、、尋問よ。アンタみたいな残酷な方法じゃなくてね。』

敵はホッコリしていて、とてもリラックスしていた。そしてポツリポツリと語り出し、情報を吐いた。

ココリ『あら、貴方より私の方が優秀みたい。元帥に報告してきます。もう尋問官は私のみでいいって。早く帰って転職でも考えなさい？』

ここは私の仕事場。やりがいを感じてやってきた。
ふー、、、コイツが来てからサイコーに最悪。

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