22話・サイコーな手下を手に入れた! ページ32
『たすけて、、たすけ、、て、』
A『もうちょっと、、後30秒で心臓が止まるね。フフフフッ、アハハハハハハやっぱり好きだな〜追い回して殺すの。こっちの方が向いてるかも。』
クルクルと男の周りを蝶が舞う様に踊りながら鼻歌を歌うA。
『ぁ、、』
男から光は消え、涙が一筋落ちた。
A『あ、死んだ。、、この顔はイマイチだなぁ。さっきの顔のまま死んで欲しかった。これじゃあただの死体だ。芸術にならない。美しくない。』
ニコニコと笑いながら男の体を足で蹴り上げる。
そしてそのまま海に落とした。
A『ん〜っ!終わった〜。報告は明日でいいか。眠たくなって来たし、、』
武器を直して帰ろうとするA。
バルトロメオはハッと我に帰り、Aを呼び止めた。
『ちょっと待つんだべ!』
A『何か?』
相変わらずAはニコニコしたまま振り返る。
『あ、ありがとう。感謝するべ。何かお礼をさせてくれ!』
そう来るのを予想していたのか、Aは穏やかな笑みでこう返した。
A『何もいりませんよ。(ただトサカ君が私に恩義を感じればいいだけです。)』
その一見女神の様な姿にバルトロメオは見事撃ち抜かれた。
A『それでは。あ、そうそう。麻痺毒は段々体が適合して来るので心配はいりませんよ。しばらくしたら動けます。』
青い月に銀髪を靡かせながらAは街の方へと帰って行った。
『、、女神様だべ、、綺麗な人だったべ。』
Aの思惑通り、バルトロメオはAに一生の恩義を感じ、崇拝する様になった。
A『海賊も味方につけちゃった。』←満更でもない。
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公開可能なサイコパスの情報
・自分が都合よく利用出来るように計算して恩を売る
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作者名:酸性雨の1つ | 作成日時:2023年8月21日 22時