人はなぜ浮気をするのか…？【/青/桃】

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さ｢今から、俺の家行こっか｣


店を出て最初に放たれた言葉


『うん…でもいいの？？』

さ｢俺一人暮らしだろ？だから大丈夫｣


なんか悪いけど…今日は甘えてみよう

…って、え？

なんか…ころんくんっぽい人が見えた気がするんだけど…

いやいや、嘘

見間違えだよね〜(泣)







…見間違えじゃない

なんで…ころんくんがいるの？！

しかも女の人とハグしてる…



見たくないよ…

さ｢？ A、どこ見て…って、、、｣

『ｯｯ…』


バッ

ギュ


え



さ｢見るな…あいつの事は今は忘れろ。｣

『さ、さとみく…ダメだよ、こんなの』

さ｢…何がだめなんだよ｣

『だって…自分の好きでもない人を抱きしめたくないでしょ…？無理しないで｢無理なんかしてない｣え？』


ふと顔を見上げると顔を真っ赤にさせ、私を抱きしめているさとみくんの姿

その距離わずか6cmほど


『さ、さとみく///｢ずっと｣』

さ｢ずっとAが好きだったんだ。だけど…お前はころんを選んだから…俺、諦めてたんだよ
けど、ころんが浮気してるって知って、俺がAを幸せにしたいと思った｣


そ…それって

さ｢A、俺が絶対幸せにするから…だから｣

｢俺についてきてくれませんか？｣


…うそ

私…まだころんくんが好きかもしれないのに…

勇気振り絞ってくれたんだろうな



『…今はまだ、さとみくんのこと恋愛として見られないかもしれない』

さ｢…｣

『けど…けど、私のこと絶対大切にするって誓うなら…さとみくんの事、私が好きになるまでそばに居たい』

さ｢絶対大切にするし、世界で1番幸せにしてみせる。それに、絶対俺の事好きにさせてみせる｣

『…私でいいの？？』

さ｢ふっw…お前がいいんだよ。ばーか｣


さとみくんが私に笑いかけたあと







私とさとみくんの距離は0cmになった


汚れて暗闇に包まれていた私を

光に包み込んでくれた

そんなさとみくんが

なんだか頼もしく見えて

なんだか、さとみくんを好きになれそうな気がする

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