私の兄のメンヘラ研究【ブルーロック】

研究8 ページ10

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それでは、結果を見ていきましょう。



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○月×日



『…別に、ついてこなくてもいいのに』

「なんだ、ツンデレか？お前が心配で来てるんだ」

『へぇ』





　









学校の帰り道、私は買い物がしたいので渋谷に来ている。




なぜか兄もセットで。














　





「それで、何買うのか？」

『文房具とか本とか…あと髪切りたくて』

「いいな！俺もなんか買おー」












と、目的地に向かって歩いている時に、人混みの中に見慣れた背中を見つけた。








『…ねえ玲王。あそこにいるの、凪くんじゃない？』

「え？…マジじゃん。凪って渋谷来るんだな！」

『うん…てかめっちゃ目立つね。背高いから』

「は！？俺と5センチしか違わねぇし！俺も目立ってるし」

『玲王は別の意味で、かな』













しばらく凪くんの様子を二人で見ていたんだけど、何やら一人で来ているわけではないようで。







『ね、隣に誰かいない？』

「それ俺も思った。多分、潔だわ」

『いさぎ？友達？』

「まあ」










そこから、段々と玲王のテンションが下がっていった。



家に帰ってからも、玲王が元気になることはなく、事は起きた。














「凪の相棒は俺、潔、俺、潔…」










『な、何やってんだうちの兄は…！？』











この御曹司が歯ブラシの毛で花占いするなんて、誰が思ったのだろうか。







私は悪寒がしたので、部屋に戻って考えた。





この機嫌の変わり様…おかしすぎる。

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