私の兄のメンヘラ研究【ブルーロック】

研究13 ページ16

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「『いただきまーす』」









手を合わせ、二人でシェフが用意した朝食を食べる。






私からすれば普通なのだが、一般家庭から見れば少し豪華すぎる朝食だ。














私は食べながらもメンヘラ研究を続ける。













今日は、少し踏み込んだ事をしようと思う。



















『ねえ玲王。凪くんのことどう思ってる？』




「ｺﾞﾎｯ、なんだよ急に」



















玲王は飲んでいた紅茶でむせた。














…耳、真っ赤だ。



















私は閃いた。










今までのことを考えれば、もしかしなくても、玲王って凪くんのこと＿＿＿







　



















『…好き、なの？』




「…悪りぃかよ」



















玲王は決まりが悪そうに、そっぽを向いてしまった。









…おぉ…！！








謎の達成感…！！(？)



















『別に、悪いなんて言ってない。てか、反対するとでも思った？』


「は？何言ってんだよ」


『私は、玲王の味方だってこと。覚えてない？』








＿＿＿＿＿


「ダメだ、サッカー選手は諦めなさい」

「なんで…？欲しいものは手に入れろって…」









父さんと玲王が話しているのを廊下で聞いた。




へえー玲王ってサッカー選手になりたいんだ。意外かも。







それを父さんは否定している。わからなくもないけど、でもなんかムカつく。






ま、私は反抗期真っ只中だからね。



















『ね、父さん入るよ？しつれーしまーす』



「あら、A？どうしたの？」

「そういえば、この間のテストの成績はどうだったんだ？」







私は無視して、両親の前に行く。
















『私、誰かが自分で決めた事を否定されるのって嫌いなの』











そう言うと、私以外は目を見張った。






『成績なんて、言わなくても分かるでしょ』と言い、部屋を去った。





＿＿＿＿＿








『ってことあったじゃん。だから、私は玲王の味方。ね？』

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