芸術家×マネージャー2【ブルーロック】 (ページ2)

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50.蜂とネガとオシャページ2

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絵心くん曰く、二次選考では脱落者の見送りはしなくていいらしい。

なので、ちょっと業務は減った。

私はいつも通り救護セットを背負い、選手達のサポートに向かった。

身体機能強化トレーニングのときよりもヘルプは減ったから、ゆっくり仕事ができる。

「あ、Aー！」

「Aちゃん…！久しぶりだね！あぁ、きもいとか思わないでね！？」

「おいA、一週間何してた。お前のオシャな髪が見れなかったんだぞ」

『蜂楽さん、時光さん、蟻生さん！お久しぶりです。実は休みをもらっていて…』

4thステージの食堂でご飯を食べていたのは、蜂楽さん達だった。

そういや、休んでた理由を選手達に伝えてなかった。

それにしても、珍しい組み合わせだな…。そもそも、蜂楽さんと時光さんと蟻生さんって接点無いし…

そういうセレクションなのかねー

『あれ…？一人、メンバーが足りなくないですか？』

4thステージは、三人チームから一人奪って四人になったチームがいる場所だから…蜂楽さん、時光さん、蟻生さんだけだと辻褄が合わない。

確か、誰が誰と組んでるとかのデータはアンリさんが持ってるんだっけ。

…もしや。

『もしかして、怪我とかしちゃってたり…！？』

「ううん、心配しなくてもだいじょうぶい！」

「もう一人はオシャな糸師凛だ」

「凛くんなら自主練してるよ」

「へー、凛ちゃん、まだトレーニングしてんだ！」

カレーを食べながら、蜂楽さんがそう言う。

ああ、そゆことなのか。

凛さんは他の人よりも長くトレーニングしてて、人一倍努力家さんだもんね。

だからこそ心配なんだけど…

「俺最初は潔と凪っちと組んでたんだけどさ、負けて俺が引き抜かれたんだよねー」

『！そうだったんですか…』

それなら納得かも。やっぱ蜂楽さんは潔さんと組むよね〜。にしても、結構な修羅場くぐってきたな…

あ…じゃあ玲王さんはどうなったんだろ。凪さんは潔さんと蜂楽さんと組んだから、玲王さんは凪さんとは組めない…

「とりあえず、俺達は部屋に戻るぞ」

「またねAちゃん！」

「バイバーイ♪」

『はい！バイバイです』

三人と別れ、私はトレーニングフィールドへ向かうことにした。