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「大変です！！杉元と二階堂兄弟が…！！」
「1度注意したというのに、何をやってるんだあいつらは！！」
駆けつけた時にはもう遅く、泣き叫ぶ二階堂浩平と腸を晒された杉元、そして首を折られ既に絶命している洋平に現場は騒然としていた
しまったな、まだ刺青人皮の在り処を聞き出していないのに
「助けろ、刺青人皮でもなんでもくれてやる」
呻きにも近い声で杉元が言う
ニヤリと歪んだ中尉の笑顔にはやはり寒気がする
「馬橇を用意しろ！」
二階堂兄弟も血の気の多い奴等だ
呆れて溜息が漏れる
不死身の杉元でももう助からんだろう…
周りにいる者は口々に言うが、1人だけは違った
『退けて！！』
喚く浩平たちを押し退け、杉元に駆け寄ったのは准尉だ
「准尉！？」
「危ないです！離れてください准尉！」
やめてくれ
鶴見中尉が見ているんだぞ、なにをしてるんだ
准尉は杉元を寝かせ、意識の有無、起動の確保をし始める
誰がどう見ても素人の行動ではない
『抑えてろ、止血のために圧迫して…』
そんなことをしては、自分は北里Aです
そう言ってるようなものだろう
「鶴見中尉殿、あれは…」
横を見て絶望した
ああ、やはりな
やけに静かだと思った
脳漿を垂れ流しながら、食い入るようにその様子を見る中尉の口角は
先程よりも格段に上がっている
あぁ、鶴見劇場の操り人形がまた1体増えてしまったのだな
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芝(プロフ) - 鮭マヨさん» コメントありがとうございます。とても励みになります…(;_;)これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2021年9月13日 1時) (
レス) id: ac408ee6ee (このIDを非表示/違反報告)
鮭マヨ - この作品ほど更新が終わってほしく無いと思ったの初めてです…更新めっちゃ楽しみにしてます…！ (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9536630108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芝 | 作成日時：2021年8月31日 2時
