Two people who are opposites ページ4
*
「今日は客が多いな。カップの数が足りそうにないぜ」
ブレンドは取り敢えず座らせたライトとルクス用のカップを棚から取り出しながら言った。
「茶はいらねぇよ。兎に角俺は帰りたいんだ」
「ちょ、ちょっと君、流石に失礼なんじゃ…」
「ウルセェ黙れ」
ヒュッ
「うわっ!!」
少し口が悪いライトにルクスが注意をするといきなりライトが紅茶の入ったカップを軌道を操り、ルクスに投げつけた。
だがルクスは咄嗟にシールドを出したので怪我をすることはなかった。
どうやらこの反応を見るに、二人の性格は正反対のようだ。
「おいおい…ここはコイツのラボなんだろ?流石に戦闘は巻き込まれるのは嫌だぞ」
「そうだよ!今はそんなことしてる場合じゃないからね!?」
そんな二人をパラレルが間に入って止めた。
続いてインクもそれに賛同しどうにか二人を止めようとする。
「そうね。流石に喧嘩は良くないと思うわよ?」
「え??」
ライトの後ろからちかみちで現れたのはレットネイビー。通称レネビアだ。
いきなり現れたのはレネビアに驚きを隠せなかったのか椅子から転げ落ちる者、思考が停止する者、臨時体制を取る者も居た。
そんな周りにレネビアはクスクスと笑いながら紅茶を手に取り席に座った。
「あれ?言ってなかったっけか。レネビアはアンタらが来るより先にコッチに迷い込んだんだよ」
「はぁ!?」
ブレンドは呑気にコーヒーを啜りながらそんなことを言ってのけた。
「そんなこと言われてないよ…」とインクは眉間を押さえながら悶え始めた。
「因みにもう一人いるぜ」
「よぉ、邪魔するぜ」
「…」
隣の部屋から現れたのはコードレス。ポータルを通って彼の居たAUからこちらに来たようだ。
重要なことをちゃんと報告しないブレンドにインクはついに白目を剥き始めた。
「にしても、オレがいないうちに結構な数増えたな」
「おぉ、これで大体役者は揃ったかな?」
「…役者ってなんだ」
コードレスがそう言うとブレンドは周りを見渡しながら言った。
「役者」と言う言葉にパラレル、そしてライトが反応する。
そんな二人を横目にブレンドはただ一言。
「もう一回、一から説明する必要がありそうだな?」
*
レッドネイビー
コードレス
Tabletop theory that spreads ripples→←A future that cannot be changed?
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りこーだぁ☆(プロフ) - スイカさん» 有難うございます… (5月7日 20時) (レス) id: 95793b217c (このIDを非表示/違反報告)
スイカ(プロフ) - 素晴らしい作品をありがとうございます。 (5月7日 19時) (レス) @page9 id: 4a3feaa9bb (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - りこーだぁ☆さん» 了解です!!もう1人がお世話になったので大丈夫ですよ! (4月28日 22時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
りこーだぁ☆(プロフ) - 紅奈虹夢@虹茶さん» 出ました〜!!!!アッド君遅くなってごめんね…😢君の遠距離射撃のシーンもカッコよく作るからもうちょっと待ってて…!!! (4月28日 22時) (レス) @page10 id: 95793b217c (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢@虹茶(プロフ) - おおおおおお!出てきた (4月28日 22時) (レス) @page10 id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
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