【REBORN】私たちは夜空を見上げる 18

1330. ボックス兵器発動 ページ49

入江side


部下「ツチノコ使いのパルシャナが倒されたようです！」



急に通信の途切れたパルシャナ。

普通に考えて通信エラーなどではなく部下の言うようにボンゴレたちに倒されたのだろう。


『どんどんあの装置の部屋へと近づいている。』






あの丸い装置。

あれはボンゴレ達をこの時代へタイムトラベルする為の鍵。

あれを壊されては・・・・






『時間がない。』



すぐに司令室を出てある部屋へと向かう。

その部屋の存在は僕と、後ろからついてくるチェルベッロ二人そして白蘭さんしか知らない特別な部屋。

同時に・・・





チェル「入江様、あれを使われるのですか？」

『何か問題あるかい？』


早歩きで移動しながら簡潔に答える。






チェル「この機密を知るのは白蘭様と我々、そして入江様だけです。あれを使えば他の部隊、特にブラックスペルからの抗議は必至です。」


『そんなもの、何もせずに失うよりもずっといい。


君たちは反対なのかい？』





目的の部屋の前に着いたと同時に二人へ質問する。

もし二人のうち一人でも反対するならば君達をこの先へ通すことはできない。





チェル「いえ、我々には入江様の命令が全てです。」



だがその考えは杞憂だったようだ。





『社交辞令でも嬉しいよ。』




指紋認証を通過し目的の部屋に入る。


そこには司令室にあるモニターと全く同じ、いやそれ以上の情報を得ることが出来る。




『想定していたとはいえ無理言って白蘭さんに作って貰ったこれをこんなに早く動かすことになるとは・・・』



部屋に付いているボックス。


マーレリングに炎を灯し、それに向かってリングを差し込む。






僕の死ぬ気の属性は晴れ。



『さあ、目覚めてくれ。








僕のボックス。

ミルフィオーレアジト。』

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