【REBORN】私たちは夜空を見上げる 18

1313. 抜き打ちテスト ページ32

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そして三日後。


気配を消して山本の修行場へと訪れたリボーンは山本がいるであろう襖を静かに開け



ザバーン




雨の炎で作った水に襲われた。



刀を構えスキのない体制。

静かにこちらを見据える武を


リボーンはみた。







暗殺者としてのその成長にリボーンを口角を上げ互いに走り出す。






武「時雨蒼燕流。10の型




スコントロ・ディ・ローンディネ」



燕特攻







それは武がスクアーロの闘う姿をみて編み出した新しい技。








一度の衝突。



バシュ







裂けたのは




リボーンの帽子。




リボーン「合格だぞ。」









リボーン「よくやったな。山本。

迷いがないようにも見えたが、この三日間で何かあったか？」




武「おう！と言いたいところだけど、ただスッキリしただけなのな！


小僧。


神森と神嚙のこと、気づかせてくれてありがとな！」



リボーン「！・・・行ったのか。」


武「ああ！

神嚙も俺の話を聞いてくれてな！
謝罪を受け入れるって言ってくれたんだ！

神森とも話せたし、俺のやるべき事が見えてきたのな！！」




謝罪を受け入れてくれたと嬉しそうに語る山本。





やるべき事が見えてきた。

そう言う山本はここでは無いどこかを見据えるているようにも見えた。









リボーン「ん？そのやるべき事ってのはなんだ？」



武「神森と神嚙を守る事だ。」


リボーン「！」






意外な返答に戸惑うリボーン。

そんなリボーンは見ずに、山本は続ける。




武「これは俺がこの剣を受け継いだ時に決まってた事だし、親父との約束もあるしな！

あいつらを守るためにも、今度の作戦は成功させるぜ！」




リボーン「剣を受け継いだ時に決まっていたってのはどう言う意味だ？」





随分人の事情に足突っ込むねリボーン；





武「ん？あ〜、




小僧ならいいか。




親父から受け継いだ時雨蒼燕流ってある一族を守るための剣だったのな。

それがあの二人だったんだ。」





リボーン「一族？」

武「ああ。




さっ、腹も減ったし飯食べに行こうぜ！」








突然話を切り上げた山本。



ただお腹を空かせただけだったのか、それとも聞かれたく無い事なのか




話すのがめんどくさくなったのかは分からないがリボーンは破れた帽子をクイっと下げながら山本の肩に乗り食堂へと向かうのだった。

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