1309. 月へのおはなし ページ28
『まあ、仲直り?できて良かったね。』
武「ああ。
神嚙。話を聞いてくれて本当にありがとな!」
よし、これで一件落着だよね。
いやあ、良かった良かった。
二つの意味で。
亜紀の事を知ってくれたのもそうだけど
おじさんの息子殺す
なんてのは後味悪いもんね。
黒〈ねえ凛。
その人、凛にもお話ししたいって言ってたよ?〉
あれ、そうだっけ?
『わたしにも話したいことあるんだっけ?』
武「!
あ、忘れてたのな!!」
(あ、あったんだ。)
亜紀〈よく覚えてたね。〉
蘭〈偉い。〉
沙羅/蒼〈完全に忘れてた。〉
亜紀の方を向いていた武は。
今度は私を体の正面に捉えていった。
武「親父との約束の事だ。」
『・・・・ああ。困った時はおじさんと君が助けに来るから呼べって言うあれ?』
武「ああ。」
何となくどんな話が出てくるのかと思ったら・・・
『あれに関してはおじさんと約束しただけだし・・・断ってくれても構わないよ。
もともと本人の了承を得ない約束だったからね。』
そもそもその約束守ってもそっちにメリット何もないし。
武「いや、俺はその約束。
守るのな。」
・・・・・・
『〈〈〈え、守るの?〉〉〉』
武「ああ。」
あまりに予想外だったから夜空全員ハモったよ。
その後時雨蒼燕流という流派が、ある一族を守るための流派だったことを聞いた。
そしてその一族は枝分かれしてそれぞれ二つの苗字を受け継いでいること。
守る家がもう二つ。
[ 神が守る ]
それがその一族の受け継いできた苗字。
『神が守る、ねぇ。』
なんか心当たりが・・・
武「今はそのもう一つの家がわかんねぇけど、いつか必ず見つけるのな!
親父との約束の為に。
時雨蒼燕流の継承者として
継がれてきたものを継ぎたい。
神嚙を傷つけちまった事もあるし。
信用しろとは言わない。
でも俺は守りたい。
俺にお前を守らせてくれ。
神森凛。」
64人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みこと(プロフ) - アイさん» ありがとうございます。絡みがないですが一応知り合い設定です。元の時代に帰るときには絡みがあるかもしれません。 (2019年2月8日 14時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 華洛さん» ありがとうございます。遅れ気味ですが時間があれば更新しますね。コメントありがとうございます。 (2019年2月8日 14時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
アイ - もう最高です(*´ω`*)ジンジャーが姫と呼んでいて悲しそうだったと言っていたので大事だと思っていたんだと思いました (2019年2月7日 21時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - 今回も面白かったです!更新頑張ってください! (2019年2月2日 20時) (レス) id: 7c6aca7004 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - スノードロップさん» ありがとうございます。更新が遅れてしまうことがあると思いますが、たのしんでいただけて嬉しいです。 (2019年2月1日 16時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みこと | 作成日時:2018年12月10日 18時