1306. これって罠かな ページ25
目の前にいるのは山本武。
いきなり障子開けられて何事だと睨みつけたところ。
用があったらしいのでとりあえず対面。
いきなりなんだと思ったら悪かったと謝られて頭を下げられた。
え?なにこの状況。
なにかの作戦?
私達を誘き出すための作戦か何か!?←混乱中 あとどこに誘き出すの?
『え、えっと?
とりあえずよくここが分かったね?』
恭弥のアジトって結構広いし景色にあまり変わりがないしで私が出歩くと結構な確率迷うんだけど・・・←道案内してもらわなければほぼ100%
武「小僧に頼んで、雲雀の屋敷の入り口を教えてもらった。
そこからは道がわからなかったんで手当たり次第に障子を開けたんだ。」
『恭弥、怒らなかったの?』
武「今日はまだ雲雀に会ってねぇんだ。」
会ってない?
片っ端から障子開いてここまできたのに?
私たちがいるここは突き当たりでここに来るには沢山の障子を開けて来たはずなのに?
亜紀〈『奇跡だ。〉』
『それで何の用事?』
武は深呼吸した。
武「神嚙に謝りたくてきた。
謝らなきゃいけない事をしたのは分かってたんだ。でも、踏ん切りがつかなくてこんなに時間が空いちまった。
ついさっき、親父に聞いた話のことを思い出したんだ。
親父の話と小僧の言葉でやっとここに来れた。
神嚙に謝りたい。そして、神森さんに伝えたいことがある。
明日は作戦の日だ。
悔いを残したまま行きたくないんだ。頼む。」
ああ、今度は私の目をしっかり見てる。
目を背けないんだね。
『わかった。』
武「!」
『まずは中に入りな。
亜紀。座布団取ってこれる?それとも、
恭弥の所へ行ってる?』
武「っ!」
亜紀〈・・・・ここにいる。
座布団は3枚並べればいいよね?〉
『うん。お願い。』
亜紀は部屋の中に入っていく。
武は不安そうに亜紀を見つめてる。
『亜紀も話を聞いてくれるみたいだよ。』
武「!ほ、ほんとうなのな?」
『本当だよ。亜紀と、
君の背中を押してくれた人たちに感謝するんだね。』
部屋の中に体を向き直して武を誘導する。
少しの間目を閉じて深呼吸していたように見えがすぐに目を開けて部屋の中に入ってきた。
決心がついたようで何よりだ。
私はあなたを待っていたのだから。
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みこと(プロフ) - アイさん» ありがとうございます。絡みがないですが一応知り合い設定です。元の時代に帰るときには絡みがあるかもしれません。 (2019年2月8日 14時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 華洛さん» ありがとうございます。遅れ気味ですが時間があれば更新しますね。コメントありがとうございます。 (2019年2月8日 14時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
アイ - もう最高です(*´ω`*)ジンジャーが姫と呼んでいて悲しそうだったと言っていたので大事だと思っていたんだと思いました (2019年2月7日 21時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - 今回も面白かったです!更新頑張ってください! (2019年2月2日 20時) (レス) id: 7c6aca7004 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - スノードロップさん» ありがとうございます。更新が遅れてしまうことがあると思いますが、たのしんでいただけて嬉しいです。 (2019年2月1日 16時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこと | 作成日時:2018年12月10日 18時