【REBORN】私たちは夜空を見上げる 18

1282. 家族のかたち ページ2

捨てられると思って怖かった。

そう言って私たちを見る私たちの妹。





顔は涙で濡れている。


みれば見るほどに痛々しい。


罪悪感が出てくるほどに苦しい顔。









ごめんね。クローム。









でも私たちは









『捨ないよ。』









クローム「え？」









捨てられたと思った。

家族でいることに疑問を投げかけた。

クローム。









『私達はクローム達を捨てない。






新しい、






大事な家族だもの。』







クローム「！！・・・ほん、と？」





『本当。

それに、たとえ家族じゃなくても私達はクロームを守る。私達はクロームが気に入ったんだ。



一緒に居てもいいって、








思えたんだよ。』









亜紀〈私も、クロームの事好き。私のことを殴らないでくれる。話してくれるの、嬉しい。

骸も犬も千種もクロームも。
みんな大好き！〉









紙とペンは持ってきたけど今は使えない亜紀の代わりに私がそのままクロームに伝える。








クローム「！ 千亜紀・・・。」







『誰がなんと言おうとも、クロームは私達の家族。






クロームが覚えていてくれる限り。





クロームは私達の大事な、大切な妹だよ。』








クローム「・・・・そっか。




ありがとう。


凛お姉ちゃん。千亜紀。」

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