【REBORN】私たちは夜空を見上げる 17

1237. 何故 ページ6

綱吉side


俺たちは神森さん達と別れた後、この時代の夜空の守護者について話を聞いていた。









筈だった。









ラル「さっさと動け！！そんな事では雑魚にも勝てんぞ！！」

『ひい〜〜！！？』






夜空の守護者についての説明は確かにあった。

矛盾点について指摘すると、または話の理解が出来ないと殴られた。

すごく痛かった。




それだけならいい。

よくはないけどまだいい。









なぜ俺たちは今走らされているのだろうか。









発端は確か、この時代の夜空の守護者の立ち位置についてだった。

ボンゴレでありながらボンゴレの仕事を全くしないという点について、獄寺くんがキレたのだ。






それから。



何がどうしたのか、今はラルにいつもの2倍メニュープラス説教を二、三時間現在進行形で食らっている。




(も、もう無理だ。

だれでもいいから誰か助けてー！！！)





助けてほしいと心の中で叫んでいた時









ガラガラ

10草壁「お話中すみません。」









救世主(草壁さん)はやってきた。

獄寺君や山本も、助かったというような顔で草壁さんをみる。








雲雀「・・・なに？」



因みに雲雀さんは何をするでもなく無言で俺たちがラルに殴られているのをただただ見ていた。

群れるのが嫌いな雲雀さんが同じ空間にいるというのは恐ろしいほどに不気味だった。




そういえばさっき神森さんが



凛「殺されそうになったら見捨てろ。

自分達の身は自分達で守る。」



なんて言ってたけど
やっぱりそんなこと出来ない！

神森さんは女の子なんだ！

京子ちゃん達と同じ何も知らない女の子だし、やっぱり俺たちが守らなきゃ！！









得意だよね。君









方向がおかしい考え方をするの。





さて、お気づきだろうか。

今の話




・





・





・





神嚙千亜紀が全くと言っていいほど出てきていない事に。





10草壁「準備が出来ましたので、お連れしました。」




！お連れした？

誰を？




10草壁「とてもお綺麗ですよ。」


雲雀「そう。入らせて。」







僅かに口角を上げる雲雀さんはなんだか機嫌がいいように見えた。

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