1259. 攻撃しない訳 ページ28
とりあえず恭弥と解散して部屋に戻ってきた。
見える景色は相変わらずの広い部屋。
何日かこの部屋で過ごしたからだろう。
もう驚きもしない。
そんないつもと変わらない部屋をぼーっと見つめて私は思う。
(なんで攻撃しなかったの・・・・か。)
私は恭弥との勝負(?)で避け続け攻撃を一切しなかった。
(何故、と問われてもなぁ。)
蘭〈二人が手を出さなかったのは殺しちゃうかもしれないと思ったからだろ?〉
!
蘭が私の心の声を聞いたのだろう。
私の問いに答えてくれた。
蒼〈恭弥君の攻撃が、全部見えたものね。
少し遅いくらいに見えたのかしら?〉
続いて蒼花が私に聞く。
確かに恭弥の攻撃はちゃんと見えた。
でも・・・・
『どうだろう。
遅くはなかったと思うよ。避けるの大変だったし。どう考えてもあれ本気じゃないでしょ。』
白〈でも、凛と千亜紀ちゃんと避けてた!〉
黒〈凄かったなぁ。〉
金〈擦り傷も付かなかったからなぁ。〉
『あはは。ありがとう。』
亜紀〈ちょっと怖かったけど、頑張った!〉
うん。
真顔でトンファー振り回される訳だもんね。
私と亜紀同じ方向に逃げてたし。
『でも確かに人と戦ったことがなかったって言うのもあったし、蘭が言う通りもしかしたらって思って怖かったのもある。
私はきっと、強い人と本気で戦わなくてはならなくなった時、死ぬんだろうなぁ。』
蘭〈死なないけどな。〉
『まあね。』
蒼〈でも、二人は最強の殺し屋よ?〉
『私はきっとそれが出来るのであって喧嘩が出来る訳じゃないんだよ。』
沙羅〈あー、そういうのあるよね〜。〉
亜紀〈私も凛と同じだと思う。でも、凛やみんながいる限り、敵は絶対私が倒す。〉
思いがけない亜紀の言葉に私は目を丸くして言葉を失う。
『・・・・・・それは心強い。』
次に出たのは安堵のため息だった。
外で偶然聞いていた草壁
草壁(・・・・一体どんな会話してるのだろうか。)←凛の声しか聞こえない。
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みこと(プロフ) - 華洛さん» ありがとうございます。そう言って頂けると私も作っていて良かったなと思えます。もし良かったら今後も読んでください。コメントありがとうございます。 (2018年12月10日 18時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - 滅多にコメントはしないのですが、いつも見てます!大変でしょうが頑張ってください!話の構成などとても上手で読む度に好きだなぁと感じます! (2018年12月10日 16時) (レス) id: 9541a4b548 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - アイさん» 気分を害するコメントに心当たりが無いのですが・・・更新頑張りますね。コメントありがとうこざいます。 (2018年11月26日 21時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
アイ - 私のコメントで気分悪くしたらすいません(><)更新の続き待ってます! (2018年11月26日 21時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - アイさん» ありがとうございます。日本語力がありませんが伝わるように頑張りたいです。コメントありがとうございます。 (2018年11月24日 22時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みこと | 作成日時:2018年10月26日 21時