【REBORN】私たちは夜空を見上げる 17

1251. 気配 ページ20

ピク





突然身体中を駆け巡るような何かを感じた。

何？この感じ・・・









蘭〈歴代大空の気配だ。〉



(歴代？

え、なんでそんなもんわかるの？)






蘭〈初代である俺たちはまあ特別だからだが凛は夜だからだな。〉




え、夜だったらわかっちゃうの？


って事は亜紀は気づいてないのか。








蒼〈試練を、超えるのね。〉

蘭〈凛、行ってみよう。〉




大空を嫌ってるこいつが言うのか。




蘭〈気になるからな。〉

(・・・・分かった。)






『亜紀、ここで待ってて。
ちょっとデーチモのところに行ってくる。』



亜紀〈え、なんで？〉



少し離れたところで着物を見ていた亜紀が振り返る。


今日はリクエストされた着物だけど明日は亜紀が決めるんだよ。

今はそのための着物を見繕ってる。





『様子を見てくるだけだよ。

ついでに恭弥探してくる。


そろそろここのことについて知っとかないとね。ここは私たちにとっても危険な時代だから。』




亜紀〈？そうなんだ。〉

亜紀(あれ？凛ってあいつの事デーチモじゃなくて沢田君って呼んでなかったっけ？)






沙羅〈あ、私も行く！〉

『ならおいで。』

亜紀〈え、沙羅も行くの？〉

沙羅〈うん！ちょっとね。〉







・








沙羅(私も、初代だからね。)

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