1162. 意思疎通 ページ29
しばらくあちこち歩き時計をみたノーノ。
ノーノ「おや、もうお昼時だね。
凛ちゃんに千亜紀ちゃん、ザンザス。
何か食べたいものはあるかい？」
食べたいものか。
蘭/沙羅〈肉。/！〉
・・・・肉かぁ。
『亜紀は、何か食べたいのある？』
そういや言い忘れてたけどさ。
亜紀の意思疎通道具。
つまりは紙とペンなわけだけど。
買おうとしたら買わなくていいって言われちゃった。
だから亜紀のの言葉は私が伝えてるよ。
離れちゃった時に意思疎通できないけど。
離れないからいいって言われた。
亜紀〈・・・何があるの？〉
『あぁ。確かに。
このデパートで食べれる物が分からないって。』
ノーノ「・・・今更じゃが、何で凛ちゃんは千亜紀ちゃんの言ってることが分かるんだい？」
ほんと今更だな。
『単純に、聞こえるから。』
ノーノ「聞こえる？私達には聞こえないが・・・」
『うん。だから千亜紀は沢田が嫌いなんだよ。
声を拾おうとしないで一方的に傷つける。
声は何も、聞こえる物だけじゃない。
心の声、とか。よく言うでしょ？』
心の声が拾えない私が言うのもなんだけど。
耳で聴いてるわけではないんだよな。
頭に直接流れ込む感じだし。
実際のところどういう原理なんだろう。
『というか、ザンザスは読唇術っての使えるんじゃなかった？』
ザンザス「・・・そこのジジイも使えるが、凛には効かねぇ。
そこの女は目を隠してるから使えねぇし。
唇を読もうにもつばのある帽子のせいでほとんど読めん。
せいぜい断片的な物だけだ。」
『へぇ。
どんな？』
ザンザス「・・・ちか。」
〈〈！！〉〉
・・・まあ、一番使ってるであろう単語だな。
『ちか、
・・・そういえば距離が［ちか］いって話はしてたな。千亜紀私の腕にくっ付いてたし。』
適当に言って混乱させとこう。
『でも凄いね。
唇の動きで言ってる言葉を当てるなんて。』
ザンザス「・・・・普通だ。」
いや、それが普通だったらおかしいと思う。
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みこと(プロフ) - アイさん» ありがとうございます。続けられるところまで頑張りたいと思っています。 (2018年9月18日 22時) (
レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
アイ - 更新おめでとうございます！そしてありがとうございます！これからも無理せず頑張ってください！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - アイさん» ありがとうございます。頑張りますね。 (2018年9月8日 21時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
アイ - ザンザスのちょっとしたキャラ崩壊が面白かったです詳しく言うと「親切な人、ナイス！」ていうところです。これからも応援してます！頑張ってください。更新楽しみにしてます！ (2018年9月8日 20時) (レス) id: d0f71e3ce3 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - アイさん» ありがとうございます。いつも読んでいただけて嬉しいです。 (2018年9月2日 14時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこと | 作成日時：2018年8月25日 14時
