【REBORN】私たちは夜空を見上げる 9

863. 鮫の剣技 ページ22

ゆっくりと剣を振り上げるスクアーロ

山本はその場を動かない





スク「死ね！」



言葉とともに振り下ろされる刀


その言葉を聞いた山本は



ガッ




ガキン


武「ぐあっ」




ズザァ






刀を持つ左手を、右手で思い切り打ちスクアーロの剣を刀で受けることで逃れる。

が、

勢いを殺せず後ろへ吹っ飛んだ。






ツナ/隼人「山本！！」





すぐさま攻撃に移るスクアーロ

ギリギリで躱す山本


ただし、刀を持っているのは右手だ。








マーモン「スクアーロが放ったのは、

【アタッコ・ディ・スクアーロ】

渾身の一撃を強力な振動波に変え、相手の神経を麻痺させる衝撃剣。」




マーモンが解説してくれてる。

鮫衝撃か。


何も知らないこちらにとっては凄くありがたいね。






ベル「自分の腕を殴って硬直を解くとは・・・やるじゃんアイツ。」



ベルが敵を褒めた！



マーモン「でも、あの衝撃は素手をバットで殴られるよりも痛いんだ。


しばらくあの左手は使い物にならないだろうね。」





そんな状態でまだ戦えるのは意地なのかなんなのか。




スク「どーしたぁ！顔色が悪いぞぉー！！」






いやあんたのせいだろうが。






そんなスクアーロは止まることなく突進ナウ。








イノシシのようだ。


あ、イノシシって走りながら曲がれるそうですよ。

知ってました？

私はつい最近まで曲がれないと思ってたんですよ。←








山本は崩れた瓦礫を利用して一段上の段へと避難する。



スク「逃すかあ！！」





スクアーロも山本を追いかけるのかと思ったら、



一息ついて痺れた左手をフーフーしている山本に向けて剣を突いた。








下の階

つまりは、山本の下から。








咄嗟のことに避けられなかった山本はその剣をまともに受ける。



一突きでは無く無数に突かれる攻撃の中







スク「散れ。」




山本はほぼ無抵抗なまま受け続けるのだった。

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