【REBORN】私たちは夜空を見上げる 9

844. 言語、非言語 ページ3

リボーンside


ツナと二人。

学校から出て帰路に向かっている。


残りの奴らは家に帰した。

ディーノはやる事があると言っていたが・・・まぁ、部下がいる前のディーノは頼りになるからな。

大丈夫だろ。






道を歩くツナの肩に乗る俺。

空気は決して軽いもんじゃない。

星の守護者の正体が知れて素直に喜べねーのかもな。






ツナ「なあ、リボーン。」


『ん？なんだ？』


ツナ「さっきの話に出てた・・・えっと。」




『言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの事か？』






ツナ「う、うん。」








『簡単に言っちまえば、

人と関わるコミュニケーションの手段を大きく分けた名称だ。

コミュニケーションはわかるな？』







ツナ「う、うん。そのくらいは・・・」









『言語コミュニケーションってのが

主に言葉、手話、筆記を使ったコミュニケーションの事。


まあ、日常的によく使うな。





非言語コミュニケーションってのが

身振り手振り、つまりジェスチャーだな。


あとは顔の表情、目を向ける視線やその時の態度なんかから見つけるメッセージの事を言う。

言葉にしないメッセージを読み取って話しやすい話題を作ったりする時に使えるぞ。』









ツナ「えっと、つまり分かりやすいのが言語で

分かりにくいのが非言語？」






『まあ、そうだな。




例えば京子とツナがデートしてるとする。』







ツナ「で、デート！？」







『京子と歩いていると京子の視線がクレープ屋にいっていることに気づく。



ツナはクレープが食べたいのだと推測して誘導する。

京子は望む事が出来て喜ぶ。

関係が遠のくことはなく、むしろ関係は縮まるだろう。』






ツナ「はぁ〜。京子ちゃんとデート・・・」






頰をほんのりと赤く染めて顔を上に向けてデレデレとした姿を見せるツナ。




・・・・








『話聞いてたのか？ダメツナ。』







ツナ「き、聞いてたよ！

てか、ダメツナって言うな！！」







ダメツナと言われるような行動をとるお前が悪い。

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