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□Tricksterの女神 ページ5
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「10分間の休憩です」
スバルくんが、私のそばにあるバッグを指差した。
「ねーねーA、その保冷バッグってもしや…」
「…どうぞ?」
渡すと、チャックを開けて中を確認し始めた。
脇から覗いていた北斗くんが、喜びの声をあげる。
「金平糖饅頭か!」
「あ、レモンの蜂蜜漬けもある〜!」
わいわいと喜ぶ彼らを横目に、
これまでのプロデュースで見つけた欠点や長所をルーズリーフに書き込んでいく。
それをコピーして、翌日には彼らに渡すようにしているのだ。
言葉だけじゃなくて、文面で伝える方が頭に残る気がするからね。
「休憩終了です。いける?」
「任せて!Aのお陰で元気百倍〜☆」
「Aちゃん、後でマッサージお願いしてもいいかな…?」
「ええ、もちろん!」
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