課長の沼にはハマらない【JN】

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会社に着いてからいつも通り仕事を開始する






YN「あぁー聞いてよAー」







私がパソコンをつけた途端、抱きついてくるユナに若干引きながら「何？」と答える







YN「合コン行けなかった〜」



『え、そうなの？なんで？』



YN「仕事長引いちゃったんだよー
誰もいない中一人でカタカタとパソコン打って」








涙目で私に訴えてくるユナ。
分かる、寂しいよね。

私、これまでに軽く15回は経験してきた








『また今度開けばいいじゃん』



YN「当たり前だよ、ここはもう戦闘だからね！」









さっきよりも顔をぐんと近づけてきたユナが自信満々の顔でこう言った








YN「明日、土曜だし！開こっ！」



『ご自由に、楽しんでね』









そう笑顔で言うと「ちがーう！」と私の肩を揺らしながら言うユナ








YN「Aも！」



『やだよ』



YN「…前から思ってたんだけどさ
もしかして、A

彼氏いる？」








顔を覗き込むように聞いてくるユナに言葉が詰まる。


ジミンの顔が浮かんできてすぐに消えた





もう彼氏じゃないんだ









『いないよ』



YN「じゃあ、行こーよ！
時間なんてあっという間に過ぎるし、今付き合っとかないと結婚遅くなるよ！」








そう言われて少しだけ考えてから頷いた









『そうだよね
よっし！ユ A！

合コン初参加させていただきます！！』









そう言って立ち上がると周りの人も聞いていたのかおーと拍手をしてくれる





それに恥ずかしくて頭を下げて再び座る









YN「知り合いのイケメンに声かけとくね」



『そりゃもうよろしくお願いします！』









男を忘れるには男が一番


イケメンの彼氏を忘れるにはイケメンが一番








イケメンを眺めるつもりで行ってみよう



で、万が一いい感じの人がいたら付き合おう









そう心に決めて仕事に集中した。

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