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ハー「そんな、彼がそんなこと……」
ロ「ありえない話じゃないけどな、だってAは十八歳なんだから、まあ一応大人だし」
『一応はいらないけどね』と私は疲れたような笑いを見せる。
そうしてその後、私とハリーは共に心底疲れたような大きなため息を一つした。
ため息をついていると、目の前から小さな男の子がやってきた。
薄茶色の髪の毛をした昨夜組分け帽子を被っていた小さな少年が、その場に釘づけになったかのようにじっと私とハリーを見つめている。
きっとこの子は、コリン･クリービー。
マグルのカメラのようなものをしっかり掴んでいて、目を向けた途端、顔を真っ赤にしている姿は、映画で見た事がある。
コリン「あの……ハリーとヘカテですか？」
弱々しく聞くコリンに私は自然と微笑みが生まれた。そうして「かわゆい」という言葉が幾度となく私の中で往来した。
「僕、コリン・クリービーと言います」と、おずおずと一歩近づいて、息をつかずにそう言う。
「僕も、グリフィンドールです。あのもし、かまわなかったら……写真を撮ってもいいですか？」と、カメラを持ち上げて、少年が遠慮がちに頼んだ。
「写真？」と繰り返したハリーは、とんでもないとでも言うような口調で言った。
コリン「あの、それでサインも─────」
ハ「いや、悪いけど……」
『ブロマイド？ いいじゃん、それ』
「ちょっと！」といったハリーは私を非難するように見て、私はそんなハリーに朗らかに笑いかけた。
そうしてコリンが撮った写真に自分の名前を書き連ねる。
するとタイミングの悪いことに、ドラコたちが歩いてきた。
ド「サイン入り写真？ポッター、そんなものを配るのかい？みんな並べよ！」
ドラコ・マルフォイの痛烈な声が中庭に大きく響き渡り、いつものように、大柄で狂暴そうなクラッブとゴイルを両脇に従えて、ドラコはコリンのすぐ後ろで立ち止まった。
『なんだよ、ドラコ、君も私のブロマイドが欲しいの？ まったく言ってくれたら、いくらでもあげたってのによ───ほら』
私は悪戯に笑いかけて、コリンから写真を受け取りサインをしてドラコに渡す。
渡すと言うより彼の胸に押し付けて、おずおずといった風にドラコはそのブロマイドを手に取った。
ド「べ、別に！」
「君、妬いてるんだ」と言ったコリンをドラコが冷たい目でじっと見つめて、悪意に満ちたような声を出す。
ド「妬いてる？ 何を？ 僕は額の真ん中に醜い傷なんか必要ないね」
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ナタデココ(プロフ) - 確か最後にクィリナスが登場してたような気がするんですけど……… (2023年2月13日 1時) (
レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - あの！今ある場面を探してて上級生の女の子達にロックハートがどうちゃらこうちゃらで絡まれててセブルス登場して口論になる場面ってありませんでしたっけ？あるなら何話か教えてください🙏。この作品じゃなかったらどの作品が教えてくれませんかね？……… (2023年2月13日 1時) (レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - セブ推しさん» 嬉しいです！頑張っていきます！ (2022年4月7日 7時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - めちゃくちゃ面白いです！！ずっとキュンキュンさせてもらっています！これからも頑張って下さい！ (2022年4月3日 21時) (レス) id: 812d6fc9b4 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年3月27日 16時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年3月5日 13時
