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ハー「何かあったの？ A」
『何かあった？』と私は少し驚いた調子でハーマイオニーにオウム返しをした後に、食べる手を止めた。
『変な噂がなければ、こうも困ることはなかったのに』
ハー「変な噂？ 」
ロ「それってあれだろ、''管理人との禁断の恋''っていうやつだろ？ 日刊予言者新聞に載ってた」
あの書店事件から予言者新聞はことあることに私を記事にあげて、あることないこと絵空事を記事に書き連ねていた。
新学期が始まるまで私はそれを心配に値しないものとばかり思っていたけれど、朝起きて大広間に向かうまでに何度廊下でその話をするものを見たことか。
私の予想は大きく外れて、私とクィリナスとの恋を囁くものばかりいた。
気にはしていない。しかし、私と教授との恋路に水を差すようなやつがいるのであれば、これは早急に対処したいものであった。
『まあ、いいさ……別にクィリナスとは、どうせそんな仲じゃないし、気にしないけど─────』
私は教授の方に目をやった。
これでもし教授がその話を信じているのであれば、非常事態だというわけだ。
〇
ご不満な私を連れて、私達四人は一緒に城を出て、野菜畑を横切り、魔法の植物が植えられている温室へと向かう。
道中会ったクィリナスは、管理人の仕事を余すことなく杖を使ってこなしていた。
それを陰ながら羨ましそうに見ていたアーガス･フィルチの顔を見たら、いくらかの元気が沸き起こった。
温室の近くまで行ってみると、他のクラスメートが外に立って、スプラウト先生が来るのを待っている。
私をチラチラと見る目は、ほとんどハッフルパフの生徒からで、グリフィンドール生は気兼ねなくにこやかに私に笑いかけていた。
三人が皆と一緒になった直後、スプラウト先生が芝生を横切って大股で歩いて来る姿が見える。
ギルデロイ・ロックハートと一緒に─────
スプラウト先生は、腕いっぱいに包帯を抱えていて、遠くのほうに''暴れ柳''が見え、枝のあちこちに吊り包帯がしてあることに気がついて、どことなく申し訳ないような気持ちを持った。
「やあ、みなさん！」と言ったロックハートは、集まっている生徒を見回して、こぼれるように笑い掛ける。
ギ「スプラウト先生に、暴れ柳の正しい治療法をお見せしていましてね。先生より薬草学の知識があるなんて、誤解されては困りますよ。 旅の途中、暴れ柳というエキゾチックな植物に出遭ったことがあるだけですから」
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ナタデココ(プロフ) - 確か最後にクィリナスが登場してたような気がするんですけど……… (2023年2月13日 1時) (
レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - あの！今ある場面を探してて上級生の女の子達にロックハートがどうちゃらこうちゃらで絡まれててセブルス登場して口論になる場面ってありませんでしたっけ？あるなら何話か教えてください🙏。この作品じゃなかったらどの作品が教えてくれませんかね？……… (2023年2月13日 1時) (レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - セブ推しさん» 嬉しいです！頑張っていきます！ (2022年4月7日 7時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - めちゃくちゃ面白いです！！ずっとキュンキュンさせてもらっています！これからも頑張って下さい！ (2022年4月3日 21時) (レス) id: 812d6fc9b4 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年3月27日 16時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年3月5日 13時
