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『おかしいってあの異常な可愛らしさが？』
「黙ってください、あなたは」と言った彼は、女面のようなほのかな笑いが漂っていた。
そうしてしばらく歩いた後に私は遠回りをしすぎてホグワーツを二周ぐらいし、廊下で立ち止まっては窓に駆け寄った。
『何かしたんじゃないの？ クィリナス』
クィ「愚問ですね、夏休みあなたと一緒にいたというのに何をするんですか」
『さあ、分からない。 でも、教授のあの感じはそんな風だろう？』
「確かに」と言った彼は、どことなくそんな感触を掴めていたのであろう。簡単にそのことを認めた。
クィ「それはあなたもかもしれませんよ」
『何が？ 教授が私を毛嫌いしてるのは知って─────』
クィ「いいえ、それ以上かもしれないということです。 私には''そんな風''に見える」
『まあ、確かに』と私はこころの中にあった引っ掛かりを難なく認めた。
確かにそんな感じがしないこともない。
『もうちょっと様子見ってとこだな。 これは明らかに非常事態だぞ』
クィ「私はどちらでも構いませんけど」
かすかに淡く秋の匂いがする、肌寒い夜。
ローブの薄い生地を通して、甘い夜風が体を包み込んできた。
〇
翌日、私はニッコリともすることができないでいた。
牛乳入りのオートミールを食べながら、隣でロンの吼えメールを聞いたからではない。
ただ一種の噂がホグワーツに蔓延っているからだ。
モ「まったく愛想が尽きました。お父さんは役所で尋問を受けたのですよ。 今度ちょっとでも規則を破ってごらんなさい。 私たちがおまえをすぐ家に引っ張って帰ります」
そうして段々と耳鳴りが静まり、ロンの手から落ちていた赤い封筒は、炎となって燃え上がってから灰になった。
ハリーとロンは、まるで高波の直撃を受けたあとのように呆然と椅子にへばりつき、 何人かが笑い声をあげ、だんだんとお喋りの声が戻っていく。
私は無言でオートミールを食べ続けたそうしてじっと教授の方を探るように見ても、珍しいことに彼は一切私に視線を向けなかった。
ロ「分かってるよ、ハーマイオニー……当然の報いとでも言うんだろ？」
ロンは噛み付くように言ったあと、私と一緒に無言でオートミールを詰め始めた。
「にしても」とハーマイオニーは、ロンとハリーから私の方へと目をやる。
ハー「いつにも増して静か、ね」
『ああ、ほんと、変な噂がなきゃ大笑いしたいとこだよ、まったく……もう』
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ナタデココ(プロフ) - 確か最後にクィリナスが登場してたような気がするんですけど……… (2023年2月13日 1時) (
レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - あの！今ある場面を探してて上級生の女の子達にロックハートがどうちゃらこうちゃらで絡まれててセブルス登場して口論になる場面ってありませんでしたっけ？あるなら何話か教えてください🙏。この作品じゃなかったらどの作品が教えてくれませんかね？……… (2023年2月13日 1時) (レス) id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - セブ推しさん» 嬉しいです！頑張っていきます！ (2022年4月7日 7時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し - めちゃくちゃ面白いです！！ずっとキュンキュンさせてもらっています！これからも頑張って下さい！ (2022年4月3日 21時) (レス) id: 812d6fc9b4 (このIDを非表示/違反報告)
白眉(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！頑張ります (2022年3月27日 16時) (レス) id: 1c6ab8c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白眉 | 作成日時：2022年3月5日 13時
